前回の投稿では第4戦イタリアGPについて書きました。
F1はマイアミGPが終わったところで、自分はアメリカが嫌いな事を再確認したグランプリでした。
どこもかしこも金・金・金、セレブリティだらけでしたがインタビューもおかしくてドライバーからの人気もイマイチだったようで、やはりF1はアメリカには似合わないような気がします。
もう明日第6戦バルセロナ、第7戦モナコに向けてロンドンから車で出発するので準備をしているところです。
この後はバルセロナGP、そして楽しみで仕方のないモナコへの旅について書くことになると思いますが、その前にイタリアにここ数年滞在して知ったこと、今回のグランプリで出会った人達について少し書いていこうかと思います。
イタリア人
イタリア人女性、完全に僕個人の感想ですが、マジで美人が多いです笑
ちょっと残念なのが余りにも化粧と着飾りすぎのせいで「ビッチ感」のする子が多いことで、これはイタリア人の男の友人達に言うと「だよな、俺たちも皆んな思ってる」と賛成していました。
日本の女性は着飾る人が多すぎてもう僕にはわからなくなっています。
イギリス人女性の友達とイタリア人について話していて、「絶対イギリス人の女より、イタリア人の女の方が良いよね」と言われたので「むむむ・・・」と答えを濁していると「正直になりなさい」と言われたので「間違いねぇ」と言うと「ウンウン」と納得していたので、やはりイタリア人女性は素敵なのかもしれません・・・知りませんが・・・。
男はわからないです、人それぞれだと思いますが僕の友達は皆んな良いやつです。
ただ一つ「頭おかしいんじゃないか」と思うのが車の運転ですね、どこの街でも全員がお互いを常に煽りあって、隙間があれば突っ込んでいこうとします、ナポリが一番酷いと言う話ですが恐ろしいです。
イタリア人みんなに言っていますが、何がおかしいんだ?という顔をされるんですよね、飛ばすのが好きな国民性なのか、僕はイギリスでも中々抜かされることは無いのですがイタリアではバンバン抜かされるのに驚きました。
イタリアの食事
こう言っては可哀想ですが、おそらくヨーロッパで一番嫌われているフランス人、食事やワイン、ファッション、街並みなどの文化、全て世界一だと思っています。
イギリスで汚い言葉を使った後は「Excuse my french(ごめんねフランス語使って)」と言うのは言い過ぎかとも思いますけど笑
フランスにもイタリアにもかなり長い間滞在しましたが、正直フランスに住みたいとは思ったことないんですよね、でもイタリアには引っ越したいくらいです。
まずワイン、イタリアでイタリア人家庭に滞在する間、ほぼ毎日ワインを飲んでいて「イタリアワインの方がフレンスのより遥かに美味くない?」というと「フランスはブランドとしてシャンパン始め、マーケティングしてフランスのフランス人が飲めないような物を世界に送り出したから、フランス最高、ってなってるんだよ」「イタリアは一番良いものはイタリア人が使うんだよ、イタリアが世界に出してたワインはイタリア人が飲まないワインを出してたから、そこから不人気になったんだけど、まぁ当然だよな」「イタリアワインの方が美味いに決まってるだろ、何でも世の中ビジネスで操作するから人は知らないだけだよ」。
と教えてくれました。
値段も一本€5(700円)で不味くて飲めないようなワインは普通ないそうです。
あとワインのテイスティングが必ずやらないといけない事なのも知りませんでした、普通知ってるものなんですかね??
「いいよ注いじゃって」と言うと笑われたんですよね。
新しいワインなど劣化していることなどほとんどなく、それでもテイスティングをするのはコルクの味がうつってないか確かめるだけらしく、「このワイン嫌い」と言う理由で「No」とは言えず、「好き嫌い」をチェックしている訳でもなく、劣化とかコルクがおかしくないかのチェックをしているだけだそうです。
僕は大半が意味ないのに格好つけているものだとばかり思っていましたが、これを聞いてちょっと大人になった気がしました笑
コーヒー文化も随分違い、座って居座るようなスタイルはほとんどなく、エスプレッソをパッとカウンターで飲むスタイル、値段は200円以上すると「高けーな」となります。
美味しいコーヒーは誰もがお金を気にする事なくアクセスが出来るように、良いことですよね。
スターバックスが人気がないのが頷けます。
ミラノで「世界一美味いナポリピザ屋さん」と言われ連れて行ってもらったピザ屋がめちゃくちゃ美味しかったのですが、一番高いメニューで1500円だったので「なんでこんな安いの?」と聞くと「ピザやパスタが高い方が意味わかんねーだろ」と言われ、それはわかっていましたが改めて驚きました。
僕はこういう所にとても惹かれます。
グランプリで出会った人々
メルセデスのチーム・フォトグラファー、スティーブ・イサリントン
この人はメルセデスF1チーンのYouTubeチャンネルでも特集されている60歳くらいのイギリス人フォトグラファーで、クリエイターの人はこの動画見ても良いかと思います、何十年もチームの専属フォトグラファーをしていて、心構えやワークフロー、アプローチなどについてめちゃくちゃカッコイイ自分の作品と一緒に語ってくれています。
彼に僕はめちゃくちゃ憧れていて、と言うのもやはりチームに帯同してドライバーの普段の顔まで撮れちゃうんですよね。
各チームに2人くらいいるチームフォトグラファーの中でも有名人のスティーブ、イタリアグランプリのメディアセンターで、たまたま僕の真後ろの席でした。
「いますぐ話しかけなきゃ」と思い、「俺、あんたのビデオ何回も見ててスゲーインスピレーションもらってさ、会えて嬉しいっす」と言うと「マジか、めっちゃ嬉しいわ」と答えてくれ、凄く優しい感じの人でしばらく会話した後は「初めてのグランプリ思いっきり楽しめよ」と言ってくれて感動でした。
ナショナル・ジオグラフィックのフォトグラファー、キム・イルマン
オーストラリア人でナショナル・ジオグラフィックのフォトグラファーとしてアフリカのサファリで撮影していた人で、この人もスティーブと同じくおそらく60歳くらい。
現在はF1フォトグラファーで、大人気のYouTubeチャンネルもやっています。
何曜日か忘れましたがルイス・ハミルトンが朝サーキットに来るのを待ってる時に隣に彼が来たので、すぐに話しかけました。
彼のYouTubeのビデオは全部見ていて「良いなぁ〜〜!!」と思っていたので、その通り伝えるとしばらく会話してくれました。
ルイスが来た後に「思ったよりドライバーって皆んな背が小さいよね、おっさんは思ったよりデカかったけど(185cm)」と言うと「そしてデブだったろ?」と返してくる面白い人で日曜の帰り際も「初グランプリ楽しかったか?」としばらく話してくれて嬉しかったです、彼は2017年以降全てのグランプリに撮影に行っているそうで、この人のように名の馳せたフォトグラファーがF1から招待されてくることもあるようです。
ちなみに彼、YouTubeなどであまり他のフォトグラファーが出して欲しくない情報なんかも出してしまっていて、結構嫌われているらしく割と1人で行動していました。
アストン・マーチンのランス・ストロールの専属フォトグラファー、グレゴリー・ヘイルマン
彼はメディアセンターでパスが貰えず困っている時に時間があってしばらく話したフォトグラファーで、今のF1ドライバー達がゴーカートをしていた頃から追い続けていて、下部カテゴリーから顔を覚えてもらっているそうで、彼らとも今でも会えば話をするそうです。
今はアストン・マーチンのランス・ストロールの専属フォトグラファーもしていて、ランスのお父さんからの依頼だそうで夢がありますよね。
この人もめちゃくちゃ良い人で、最近始めたんですけど、YouTubeでちょっと顔も出してくれました。
謎のアイルランド人のおじさん、デイビッド
メディアパスが手違いで届いていなかった時、一番ブチギレていたのがこのおじさんでした。
話しかけてみると、なんとサーキットの路面を作っている会社の人でした。
説明されてもハイテクな話はよくわかリませんでしたが、サーキットから人が居なくなったのを確認して砂を撒いたりして特別な機械を使って路面状況を整えるらしいです。
人が全員いなくなるまで待つ理由は、どこかのチームが見ているとアドバンテージを与える事になるかもしれないからだそうで、この人は人が居なくなるまでやる事はないのに早く会場に行きたくて怒っていました。
僕の方が先にもらえたので「サーキットで会おう」と言われ、その後ルイス・ハミルトンが来るのを待っていると、そのおじさんが満面の笑みでメルセデスチームのVIPスイートから出てきたので話しかけると「なんか知らんけどVIPだぜ、最高」と上機嫌でした。
彼も世界中をF1と回っており、パーティーの話など面白い話が聞けました。
最後に、僕が一番尊敬しているフォトグラファーは「ダレン・ヒース」というマクラーレンのフォトグラファーで、彼の写真はもう完全に芸術、アートになっていて、F1界最高のフォトグラファーの1人と言われる人です。
興味ある方はこちらから彼のウェブサイトを見てみてください。
次回は第6戦バルセロナGPの様子を書こうと思います。
お付き合いありがとうございました。
Jay