68回目の投稿になります。
スペインでの滞在が1ヶ月を過ぎようとしていますがバンドメンバーや友人達がロンドンから来たのもありアッと言う間に過ぎてしまいました。
本当にいい所で治安も良く、食事も美味しく何一つ文句など無いように感じますが、僕にはやはり音楽が足りません。
月が毎日綺麗に見えるので友人と月に関する曲の話をしていた時、僕はなぜかこの曲が真っ先に思い浮かびました
THE DOORS/MOONLIGHT DRIVE
決して良いとは言えない事かもしれませんがロンドンの公園にスピーカーを持参して音楽を流していたりする人達や、ショップや車から聞こえてくるレゲェ音楽などが恋しく感じます。
あとなぜか長ズボンが少し恋しいですね。
僕は職業分けをすれば確かにミュージシャンかもしれませんが、音楽仲間と自分自身を比べると自分は「アーティスト」や「ミュージシャン」っぽくないと感じています。
それにも関わらずロンドンの美術館や音楽が恋しくなるのはやっぱりミュージシャンなのかな、と少し思いました。
家に傘を置いておく必要もないほど毎日太陽に恵まれているバルセロナですが、確かに毎日生きているだけで幸福を感じられて音楽を創るという事自体への渇望のようなものの強さが薄れていくのを感じます。
バンドメンバーも「ここだと俺たちみたいな音楽をやるのは難しそうだな」と言っていましたがその通りだと思いますし、おかしくて贅沢な話ですが僕はもしかしたらロンドンでの様々な問題に直面しながらのイラついた生活の方が、太陽や海、山に恵まれた生活よりも音楽への欲求を掻き立てるという意味で好きなのかもしれません。
もちろんこの太陽にインスパイアされる音楽も世界にたくさんありますが僕達のやっているジャンル(?)では上手く働かないようです。
でも太陽のお陰で寒いロンドンに戻り音楽をやりたい、と感じているのならやはり太陽は力を与えてくれているのかもしれません(笑)
イギリスの友人と電話で様子を聞くと「街中で喧嘩があってナタで殺人だって、スゲーよな」「○○の家のストリートで週末銃撃あったって」とまるで別世界のようです。
「ジローナ」というバルセロナから車で一時間半ほどの郊外にある人口10万人ほどの街に行って来ました
ヨーロッパはイギリス以外はマイルではなくキロ表示です。
基本的に白の線が道路脇にあればどこでも無料で駐車可能で、適当に車を止めて街の西から中心部へ歩いて行きます
西からはこの道から中心部に入って行きます
散歩しているだけでとても楽しい街でした
この辺りが中心ですがあまり面白くないので旧ユダヤ人街へ向かって行きます、ヨーロッパでも指折りに良い保存状態の街だそうで細い路地だらけでした。
こんなポップなお店もありました
街が一望出来るらしい城壁を目指して上へ歩いて行きます、観光客はほとんどいません
細い路地だらけです
炎天下の中結構な登り道でしたが新型コロナのためバリケードが貼られており残念ながら街は一望出来ずまた細道を通り帰る事にしました
中心部の外には小さなマーケットがありますが、観光客がいないので寂しく感じます
橋の上から
お付き合いありがとうございました
Jay