4カ国でロックダウンを経験して感じる事・感染拡大が止まらない

63回目の投稿になります。

 

バルセロナでの滞在も一週間を過ぎて更に延長してしまいました。

一般的な生活水準がロンドンと比べ随分高いバルセロナでとても良い日々を過ごしていますが僕の場合音楽が無いとやはり飽きてしまいそうです。

バルセロナにはレゲェが良く似合います。

THE HEPTONES/BOOK OF RULES

4カ国でロックダウンを過ごして感じる事

 

7月6日イギリス入国の際の2週間隔離が廃止されると同時に出国し、4カ国でロックダウンを見てきましたが僕が共通して感じたのは「地元の人は生活が快適になり喜んでいる」ということです。

観光業や飲食店でダメージを受けているビジネスが苦しいのはわかりますが、ほとんどは人間の欲望を満足させるという贅沢のためのものです。

地元の人々だけを相手にすると途端に潰れてしまうビジネスというのは元々家賃が必要以上に高すぎたのでは無いでしょうか?

観光客が来ないと仕事が無いというのはそれは元を辿れば地元が観光客にめちゃくちゃにされてしまったという事にならないでしょうか?

 

同じ街で元々その街に住んでいた者しか居ない状況で観光客が居ない状況を楽しんで居る者と苦しんで居る者が居るのを各地で見ていると不思議な感覚に陥ってきます。

 

僕がフランス、スイス、スペインで会った誰もに「最高の時期に旅をしているね」「こんな良いタイミングはもう来ないよ」と言われて来ました。

 

地元の人の生活と観光客の必要性のバランスを保つのが如何に難しいか、ロックダウンを通して良くわかりましたがコロナ以前の世界のように極端ではなくバランスが保たれると良いな、と思いますし、地元の人達のために存在している本当に良いお店がコロナを怖がるおかげで空席ばかりになっているのを見るのは心が本当に痛みます。

 

「観光客が来ないと終わりだ」という前に観光客が少なかった時代に戻った方が、僕は自分達自身の生活ももっと余裕があるモノになるような気がしますが、「いかに元の生活に戻るか」ばかりが話題に上がる世の中で、やはり間違っているんでしょうか(笑)

 

感染拡大が止まらない

 

街中を歩く時でさえマスクの着用を義務化したスペインですが感染は拡大しており、バルセロナの隣の街は感染者が急増し再ロックダウンに突入しました。

 

多くの会社が社内で新型コロナが発生したのを内密にしているという噂もあり現状がどうなっているのかはっきりとしたことは誰も分からないのかもしれませんね。

 

どこの国もロックダウンを緩和しビジネスを回さないと生きていけないのでそれなりに努力はしていますし、人々のリスペクトも見られますが(イギリス以外は)やはり感染がどうしても広がってしまうようです。

 

今新しい出会いがあると握手なのか、キス、ハグ、それとも肘をぶつける挨拶なのか、相手がコロナをどう受け取っているのかで非常に難しいところです。

良いのか悪いのか僕の周りは全く気にしない者たちばかりなので挨拶は通常通りに戻っていますが、まず出会った時に「どんくらい気にしてる?」と聞くと「全然気にしてないよ」というものがほとんどです。

これほどイギリスと比べスペインは感染防止対策として色々と頑張っているのになぜ感染拡大が止まらないのか。

 

いくつか物凄く単純ですが気づいた事があり、まず皆さん手洗いは一生懸命やっているのですが「うがい」をしている者を見た事がありません。

試しにイギリス人の友人に「うがい」してるかと聞くと「なぜだ」ど逆に聞かれました。

 

そして外食の際ですがレストランのテラス席に座ってもまさか「日本式おしぼり」を渡される筈もなく、手の消毒もせずにパンを始め食事に手を伸ばしてしまいます。

これでは普段から気を付けているのは・・・・あまり意味無いと思います。

 

最後にお店に入った時に使う手の消毒液ですが、ヨーロッパでは今のところ水で薄めたウォッカを使っている店、香り付けでウィスキーやラムを入れている店などがあり毎回ドキドキさせられます。

 

お付き合いありがとうございました

 

Jay