現在はラスベガスで飛行機を10時間待ち、ということで暇すぎてブログを書いてます。
ラスベガスに仕事以外で来るのは初めてで、今回は小学校からの親友のお父さんが80歳で最後の長旅を、ということでLAで大谷翔平の試合と、カジノで遊びにラスベガスに旅行に来ています(半分仕事に感じますがw)。
僕は基本、スポーツを見るのがあまり好きではなく、「プレイする派」なので、野球を一試合じっと座っていられるはずもなく、友達と二人で飽きてしまい2回が終わる頃にもう出てしまいました。
サッカーなんかもワールドカップの日本戦は見ようと思いますけど、忘れて見逃しても別にいいや、という程度の熱量で、唯一中継を見たいと思うのがF1なんですよね、自分であの車をドライブ出来ないから面白いと思うのかな?
本日ラスベガスは42度、めちゃくちゃ暑い、と思いきや、日本の湿気がある夏の方が暑く感じました、外でタバコを吸っても数分なら汗をかかないくらいですね。
Belgium GP
前半でレッドブル一番のニュースはクリスチャン・ホーナーの退陣ですよね(もちろんユーキ君のプロモートも!!)
2023年、僕を含むメディアに一斉に送られてきたメールを見た限り、「いづれクビになるのは100%だけどいつなんだろ?」と忘れた頃にいきなりクビですもんね、F1は恐ろしい・・・・
というわけでレッドブルに注目、FP1(といってもFree Practiceは一回だけ)はピットレーンへ
レッドブルの二人
スプリント前はユーキ君も普段よりリラックスな感じ?
マックスがスプリントは気合いの勝利、嬉しそうでした
レース前、新代表のローレント・メキースと話すユーキ君、クリスチャン・ホーナーより話しやすいだろうなぁ、と思うのは俺だけ?(笑)
レースは土砂降りで2時間延長からのスタート、歌って踊りまくりのファン達のパワーの凄いこと。
F1は誰が凄いかってファンが一番凄いと思います、雨にも負けず風にも負けず、なんなら太陽にも負けず一日中外にいるのはリスペクトしかないです。
レースはセーフティ・カー後からローリングスタートで
優勝はオスカー、なんか応援したくなる彼です。
「ランドとオスカー、どっちが今年チャンピオンかな?」と同僚達と話す時、イギリス人は「ランドに勝って欲しいな、オスカーはこれから何回もチャンピオンになる器だけど、ランドは今年ダメならもう2度とチャンス来ないかも?」と言い、イギリス人以外は「オスカーでしょ、またイギリス人のチャンピオンはいらなくね?」という意見が多数。
俺は・・・・後者に一票(笑)
仙台の思い出
今回は初めてFuji Speedwayと、Sugoに行きました、静岡は浜松のサービスエリアに止まったことしかなかったですね。
仙台は色々思い出ありまして、昔、馬鹿すぎて家出をしたんですよ。
16歳の頃、まだドラムを始める前でギターとリュックで家出したんですが、青春18切符を買って、夜中12時の鈍行で札幌から東京を目指したんですよ。
「俺ん家おいでよ」という東京の大学に行っていた同じくらいアホな先輩の言葉も加わって出発、でも次の日の夜に仙台以降の電車がなくなって、頭のおかしくなってる僕は仙台を夜通し歩き回り「この街良いな、少し住むか」と思い立ち、次の日朝から不動産屋巡りを決行、朝まではガストでひたすらドリンクバーとタバコ吸って凌ぎました。
ですがどこの不動産屋に入っても帰れ帰れ、という当然の反応。
10軒目くらいで、当時60歳ほどの女社長が経営している一軒へ入ると顔を見るなり「あなた、家出?ご飯食べてるの?」と言って、カツ丼の出前とフルーツをたくさん切ってくれて、その日は会社を閉めて8時間くらい人生の話をたくさんしてくれたんですね。
まぁクソガキだったんで学校とかでも怒られてばっかだった自分なんですが、その人は色々話をしてくれた後に「私はこんな商売だから色々な人を見てきたけど、あなたは本当に良い目をしてる。だから自分の信じた道をとにかく突き進みなさい」という言葉を大人からそんな事言われることなどないと思ってた僕にくれて。
でも最後に「日本は高校卒業までが義務教育のようなもの、お父さんとお母さんが行かせてくれるならちゃんと卒業して、その後に自分の好きなように生きなさい」と言われ、仙台から北海道に帰るフェリーのチケットを買って貰い、港まで送ってくれて、お別れをする際には一万円をくれて「フェリーの中にレストランがあるからこれで美味しい物を食べて、顔色良くしてご両親に会いに行きなさい」と言ってくれたんですね。
当時の僕は「こんな大人がいるのか」と。
絶対自分もこんなクールな大人になろうと思いましたね。
それで家に帰って両親に会うわけで、これ以外にも100回謝っても許されないくらい迷惑をかけてきたわけです・・・。
この時、仙台であったおばちゃんの話をすると、絶対にお礼をしなければ、ということになり、母親と二人で次の日にもう一回仙台に行くという(笑)
その後文通を数年して、高校を出てロンドンに行くよ、と手紙を書いた時は宛名に「北海道にいる私の息子へ」という出だしからとても熱い手紙をくれたんですね。
その後仙台にも2回会いに行ったりと、こんな出会いがあって仙台は僕にとって特別な街なわけです。
ライブもやりに行きたかったんですけど、他の都市と逆方向すぎて行けなかったんですよねぇ。
話が思いっきりレースと関係ない方向に行ってしまいました・・・
Super GT & Super Formula
ハンガリーをキャンセルして日本に飛び、帰った次の日から静岡入りだったので時差ボケでほとんど寝れず、過酷な週末でしたw
予想外なのが、どこで写真を撮っていいか、喫煙事情など、色々とF1よりもさらに厳しいところでしたね。
夏の日本に来るのが15年振りで、マジで、マジで暑さがやばくて死ぬかと思いました・・・今日本を超える暑さは香港だけだよ、言われましたが、本当かと思う暑さでした、シンガポールは超えてますね。
そういえばこれは言いたい、外人がそのへんでタバコ吸ってても何も言わないのに日本人は注意されるという、自国民への差別をやめて欲しいっすねw
Fujiでは富士山を見るのが楽しみだったんですが、まさかの雪なし、夏に雪がないの知らなかった・・・・。
あの暑さなんだから、そりゃそうか・・・
RushってF1の映画あるじゃないですか?
あれのトレーラーでメインストレート前にどかーん!!って富士山があるんで、そんな絵を撮れるかと思ったら、まさかの後からのショット・・・
映画は映画、というのを改めて思い知りました・・・ブラッド・ピットのF1 Movieも結局未だに見てなくて、このまま見ずに終わりそうです。
他にもF4の未来のF1ドライバーを撮ったり
この週末は変わったフォーマットで、各セッションが短くってあまり遠くでは撮影できず
ここ、富士山はこの奥にあるもんだと勘違いしてました・・・
Fujiはちょっと暑すぎて参りましたが、Sugoは俺にとっては恵みの(?)雨が降りやや涼しく、二日とも限界までウロウロと・・・
Sugoの写真
ホンダのNレース、可愛らしいですよね
レース前
アユム君がポール・スタート、気合い入ってそうでした
別にいいんですけど、レースクイーン、本当に必要なのか疑問を感じまくりましたね。
F1は「もうそういう時代じゃない」ということでグリッド・ガールを廃止した、と聞きましたけど、日本もそういう時代じゃないんじゃないかと。
なんか色々書きたいけど、100倍に返して言われそうなんで大人しくしときます・・・写真の依頼はないので彼女達は一枚も撮らず。
スタートは残念ながらローリングから
アユム君、Super Formula初優勝!!
2回目の撮影で初優勝が撮れるとは、とてもラッキーでした
アユム君と初めて話したのは2023年、「アユム君を車に乗せてベルギーのサーキットから10分のところでチェコと対談するから連れてきて」という指令が降りたのが初めてでした。
「左ハンドル、マニュアルの車でF2ドライバーを助手席に乗せんの?」とかなり嫌な指令でしたがめちゃくちゃ話してくれるんでとても楽しい往復のドライブでした(笑)
今年はSuper Formulaの最終戦も撮影なので、勝手にアユム君の初優勝を撮りに行けるもんだと勘違いして行ってきます。
そろそろロンドン行きの飛行機の時間、最後にカジノで負けたのは忘れて飛行機は10時間、ガッツリ寝ようかと。
いやー、しかしアメリカは物価が高い。
6人で晩飯を大したことないレストランで食っても一人一万円は絶対超えますし、ベラージオの水は1000円越え、いくらかわからず頼んだミルクシェークは二個で8000円でしたw
ロンドンも高いけどアメリカと比べると随分マシなので一ヶ月振りに家に帰るのも楽しみです。
帰ったら今週末は年に一回のヨーロッパ最大のストリート・パーティー、ノッティング・ヒル・カーニバル、ハメを外しすぎないでその後のオランダGPに体力を取っておこうと思います
お付き合いありがとうございました
Jay