ロックダウンの国々を訪れて六ヶ国目 – イタリア・ミラノ –

ガリバルディ地区

84回目の投稿になります。

 

ロックダウンの国々を回って6カ国目、イタリアに来ています。

 

今までライブや旅行で来ていた時は当然「普通の状態」だったので世界中からの観光客で誰がイタリア人で誰がそうでないのかも正直わからない雰囲気でしたが他の国と違わずイタリアも観光客が一切居ない地元民だけの生活を体験、見る事が出来て非常に貴重な経験が出来ています。

イタリア人の友人達にも「お前はイタリア人でも見た事のない美しい景色を見られて本当に幸せだ」と言われましたがこの国は本当に素晴らしく、長い間スペインがヨーロッパで一番住んでみたい国と考えていましたが・・・正直イタリアの魅力には太刀打ち出来ないほどで(今だけか?)、本気でイタリア語のレッスンを受けようかと思っています。

 

ロックダウン中のイギリスにいても特にすることはありませんし、11月に決まっていた2本のライブは来年の1月に(本当にあるのでしょうか)、12月に決まっていたライブはキャンセルになり、友人達がいつまででも居てくれと言うので甘えてもう数週間滞在しようかと思っています。

JACKIE MITTO / KILLER DILLER 

入国時の様子

本当は車で来たかったのですがイタリアに辿り着くまでに通る国々の友人達が「ロックダウンで国境を封鎖するという噂がある」と言うのでイギリスに帰れなくなる事を考え、ロックダウン以来初のフライトを選びました。

航空券は日本円で2000円ほどで車で来るより随分時間、体力、ガソリン代は抑えられましたが、やはり自分は自由のあるロード・トリップが好きだと感じました。

乗客は20人ほどのヒースロー空港発のフライトの中で「もし同じフライトにコロナ感染者が居たら後々連絡が来る」と説明され、2枚ほどの書類に住所やパスポート番号にEメールアドレスなどを記入後サインをしました。

 

僕がロンドンのヒースロー空港に足を踏み入れてからマスクをし続けたのが4時間ほどでしょうか、たったそれだけの時間で外したくてしょうがなかったので、毎日ずっとマスクを付けて仕事をしている人は本当に凄いなと思います。

 

「イタリアの空港に着いて待ちたくなければイギリスでPCRテスト(イギリスではSWAB TESTと言います)を予め受けてくるように」と外務省のホームページにありましたが「空港で無料でしてくれるならそれでいいや」と思い受けずに来ました。

飛行機が着くと物凄く適当な検査場(と言っても良いのでしょうか?)に誘導され鼻に綿棒を突っ込まれるテストをして電話番号と名前を聞かれました。

「もう行って良いよ」と言われるのでどういう事か尋ねると「検査結果が出るのに24時間かかるから、明日この時間までに電話がなければ陰性って事だからもう好きにして良いよ」と。

イギリスのパブでたまに名前や電話番号を記入させられる店では本当の名前や番号を正直に書く人の方が少ないような気がしますが、この時も嘘の番号を書く人は確実にいると思います。

驚くほどの適当さでしたが僕は電話連絡がなかったので「陰性だった」という事にしていたところ友人は「ここはイタリアだぞ、こんなの全部適当だから信用出来ん」と笑いながら言われましたが・・・・取り敢えず電話は無かったので陰性だったという事にしました。

ミラノ・ロックダウン

現在3週間ほど滞在していますが、来た当初は飲食店の営業が10時まででした。

ロックダウンの今は公園は人でいっぱいですし警察の見回りもないので想像していた以上に自由を感じられますが、不要不急の外出は禁止で夜は10時までに帰宅しなければなりません。

イタリア、スペイン、フランスなどのロックダウンは前回はとても厳しいものだったというのは友人達から聞いていたので様子が気になりましたがイタリアは政府の発表前からトリノ、ミラノ、ローマ、ナポリで取り締まりの強化に反対する暴動が起きており政府も国全体ではロックダウンをしていません。

それにミラノのあるロンバルディア州は3月にヨーロッパで最初にロックダウンをしたところで今回のロックダウンも厳しいものになるのかと思っていましたが、ミラノ市民も既にロックダウンに飽きている感は否めません。

 

 

ドゥオモ前、以前来た時は工事中でしたが今回は終わっていました

ミラノ、ドゥオモ

ドゥオモ前広場

ヤッツァメルカンティ広場

 

ミラノのチャイナタウンはロンドンのとは少し違い、チャイナタウンを象徴する様な門も無く、ホール・セールとチャイニーズ・レストランの多い、言われなければ分からない様な普通のストリートでした。

ロンドンのホール・セールはバングラデシュ系のブラウンの肌の人達の仕事と決まっていますがその辺の仕事は全て中国人がやっている様でパワーを感じます。

 

暇そうな店員

チャイナタウン、ミラノ

絵を描いている人

チャイナタウン、ミラノ

 

ACミランのホームスタジアム、サン・シーロ・スタジアムが窓から見える所に滞在しているのですが、セリエAも無観客試合が続いているためこの日はACミラン対ASローマの試合にも関わらず人はほとんどいませんでした。

 

試合開始直前のスタジアム、すぐそこにイブラヒモビッチが居るのか・・・と少し興奮しました(笑)

San Siro stadium

どこの国でもホームレスは相変わらず増加しています

ホームレス、ミラノ

14世紀に作られたスフォルツェスコ城、現在は美術館になってますが、当然閉館中、人もほとんど居ません

スフォルツェスコ城

ポルタ・ティチネーゼという16世紀に作られた昔は「ここからミラノ」という事になっていたミラノ南西にある門

ポルタ・ティチテーゼ

ナビリオ地区、運河沿いにはバー、レストランなどがたくさんあり、大体ここで飲みに行くそうです、写真はロックダウンが強化される数日前に友人家族と飲みに行った時ですが、ここだけ桁違いの人出でした

ナビリオ地区

 

ベネチア、フィレンツェ、ボローニャなどへも旅に行ったのでそれらの街もそのうち紹介したいと思います。

どこも、特にベネチアは信じられないほど綺麗でした。

 

 

北海道は感染が増えているそうですね、僕には国が自殺率と失業率を上げるために努力している様にしか見えませんがやはりメディアの影響が強いのでしょうね。

 

現在イギリスのコロナでの死者は50000人ほど、検査をしていなくても病院で咳をしていたら「コロナ感染者」と発表するよう政府が決めたり(細かい説明があり、なぜそれほど死因をコロナウィルスにしたいのか疑問に思うほどです)、2014年末から2015年初頭まで3ヶ月のインフルエンザの死者は44000人、1999年から2000年は48000人という統計があったりと、まるで不正だらけのアメリカ大統領選のようにもう訳がわかりません。

 

僕ら一般人にはどうする事も出来ないかもしれませんが、いつまでこの茶番は続くのか・・・・・。

 

お付き合いありがとうございました

 

Jay