93 回目の投稿になります。
明けましておめでとうございます。
写真は3月最初のロックダウン中のトラファルガースクエアです。
前々回の記事でイギリス3度目のロックダウンと書きましたが、実はロックダウンに限りなく近い規制で「ロックダウン」とは言ってなかったんですね(笑)
今日からロックダウンという事でイギリスの友人たちから怒りのメールがたくさん来ていますが本当に気の毒に思います。
北海道に帰ってきてから2週間あまり、友達と飲みに出て2日に1回は温泉に行く生活が夢のようです。
関東でも「緊急事態宣言を発すべき」という人が80%という事で・・・馬鹿ばっかりですね。
ERNEST RANGLIN/LOVE AND HAPPINESS
クリスマスの過ごし方
イギリスだけでなくヨーロッパ他の国でもクリスマスの日は誰もが仕事を休む事になっており、スーパーなどのお店はもちろん交通機関も全てが止まります。
これは誰もが家族と一緒に過ごすことが出来るようで、とても素敵な事だと思います。
ダウンサイドはもし買い物をし忘れようものなら、24日のクリスマスイブから26日のボクシングデーまで飢える事になりそれはそれで大変なのですが僕のような独り身の人は友人と集まってパーティーをする人もいますし、友人の家族に家に招待されたりと誰もが一人でクリスマスを過ごさなくてもいいように気を使ってくれ優しさを感じます。
僕がバーを始めたばかりの頃は365日朝から晩まで働いていましたがクリスマスの当日だけは周りに「絶対に働かないように」と言われ僕は常連のお客さんの家を挨拶まわりしていました。
結婚していなかったり一緒に住んでいないカップルが一緒にクリスマスを過ごす事は稀で皆実家に帰っていくのも日本のクリスマスとは少し違いますよね。
因みにイギリスはビール1.5パインと(852ml)までは飲酒運転がOKなので飲みながら各家を回っていましたが日本と物凄い違いですよね。
例年クリスマスの日には街中のトラファルガースクエアというところにキリスト生誕の瞬間のオブジェ(?)が展示されキリスト教でもないのにそれを見に言ったりしていました。
このように、イギリスでのクリスマスは家族と過ごすため日本の大晦日のような位置付けだと思います。
大晦日の過ごし方
僕は大晦日もクリスマスも日本で過ごすのが10年振りだったためとても楽しみにしていました。
以前の記事イギリスでのビジネスの始め方すべて-その③ BARについてで営業時間とライセンスについて書きましたが、僕のバーは日曜から木曜は営業は11:50pmまで、金曜・土曜は夜12:30amまでと法律で決まっていました。
例外として自治体に申請をすると年間で21日間だけ夜2:00amまでオープンすることが出来、日本の「BAR」の感覚だと随分早い閉店に感じるかもしれませんがイギリスはパブが11時閉店と決まっている通り、この時間を過ぎると酔っ払いの喧嘩がグンと増えることと、夜がふけると踊りたい人が増えるためさらに深夜になるとクラブかハウス・パーティーに移動するようになっています。
特例として唯一大晦日だけは全国のバーがライセンスを無視して「好きな時間までオープンしていい」事になっており、僕のバーでは「手に負えない乱闘」が始まるまではオープンする事にしていました。
大晦日前になると誰もがどこで新年を迎えるかのイベント探しが始まり店側も良いイベントを作るのに必死になります。
去年はドン・レッツやギャズ(確か)がDJをしてくれてセックス・ピストルズのポール・クックやクラッシュのミック・ジョーンズが飲みに来てくれたりとレゲェ・パンクで割と平和な夜でした。
以前にガチガチのハウスやレゲェDJを入れていた時は酔っ払いやドラッグをやり過ぎた客の(との)数回の乱闘の末、僕がブチギレて本来朝までオープンのはずが午前2時頃に店を閉めたりするような事もありましたがそれもコロナ禍の今となっては良い思い出です。
このように大晦日で大いにはしゃぎ、飲み過ぎ・吸い過ぎ・取り過ぎになるため「DRY JANUARY」と言い1月には酒を飲まないでデトックスをする文化がありますがそんなに守っている人は居ないように感じます。
このようにイギリス人にとっての大晦日やクリスマスはとても大切なものですが今年はことごとくキャンセルでした。
僕は大晦日は何を過ごしていたかというと家族と静かにご飯を食べた後、酒も飲まずに写真のウェブサイトを徹夜で作っていました。
是非見ていただけると嬉しいです。
https://jayhiranophotography.com
去年は人生最悪の年であり最高の年でしたが今年こそは音楽をやれる・・・のかはまだわかりませんね。
北海道神宮に行って政府がコロナを指定感染症から外して第五類にする事をお願いしてきましたが神様は聞いてくれるのか・・・・おみくじは安定の大吉でした。
お付き合いありがとうございました
Jay