1週間で銃撃3回、ナイフ切りつけ事件1回-地獄のノッティングヒル-

Notting hill style lockdown

55回目の投稿になります。

 

写真は僕の住んでいるエリアのメインストリートで『毎日』パーティーを繰り広げる非常に残念な集団の様子です。

 

友人がサックスをくれたのでこの曲を練習していますが全然吹けません。

THE SKATAKITES/ROCK FORT ROCK

 

タイトル通りノッティングヒルは地獄です。

ロックダウンを完全無視している人々でごった返すビーチの様子などは日本でも報道されているようですが、このようなローカルな事は報道されていないと思います。

 

気温が連日30度を超え「これはまずいな」と思っているとやはり1週間の間に銃撃が3回ありました。

 

散歩をしていると身長185cm体重130kgの黒人の友達と道端でばったり出会ったので様子を見に行ったか聞くと、怖いもの知らずの彼でさえ「あんなのに付き合ってられない」と言っていました。

 

このエリアの悪い奴は大体知り合いなので誰かいるかと僕も偵察にいきましたが不思議と知っている顔はありませんでした(数人はいましたが)。

他に通称「グリーン」と呼ばれている公園は日中は「クラックヘッド(コカイン中毒者)」たちの日光浴場、夜はそのまま集会場になっておりまさにカオスです。

 

ポートベローでのパーティーは暴動鎮圧用の警察車両20台にフル装備の警官が現れ朝方に鎮圧しました。

夜11時までオープンしているスーパー、アルコールのテイクアウェイのライセンスを持っているバーがあるためその一角がパーティー・スポットになっており、近隣住人は「店が閉まって酒が無くなれば解散するだろう」と思っていましたが店が閉まった後はドラッグにシフトした若者たちは夜通し騒ぎ続けたようです。

木曜日は「軽い撃ち合い」だったそうでそこにいた友人が死ぬかと思ったと言っていまいた。

アルコールのテイクアウェイをしているバーはもしかするとライセンスを失うかもしれないという事です。

イギリスで店舗の事は『PREISES』と言い、店内購入商品を店内で消費しなければいけないのが『オン・ライセンス』しか持っていない店舗、店内購入商品を持ち帰れるのが『オフ・ライセンス』、持ち帰りOKの店舗です。

こういう理由でイギリスの所謂コンビニは「コーナー・ショップ(そこの店)」または「オフ・ライセンス」と呼ばれます。

ビールやアルコールを店内でも飲め、外でも飲めるお店というのは「オン」「オフ」両方のライセンスを持っているという事ですね。

このパーティースポットになっている一角にあるバーは「オフ・ライセンス」が剥奪されるかもしれません。

外の状態をコントロールするのもそのバーの責任という事です。

僕も自分の関わっていたバーの目の前で殺人事件があったり、強盗があったりと「俺は関係ねぇだろ」という事に散々巻き込まれてきました。

 

今集まっているのはなぜか地元民ではなく他エリアから来ている20代後半から40代前半までの連中で地元民は相当怒っています。

まるで暴動が起こるのを待っているかのような地元自治体へ抗議の電話、メールが絶えないそうです。

パブのオープンがいよいよ来週土曜日に迫っています。

新たな政府の対策として感染者を追跡可能にするよう、パブやレストランの中で座りたいのならば個人情報を店に渡さなければいけないそうです。

政府がこれを推奨していくそうですが全ての店がこれをやるとは考えられませんし、僕はそういう店には行かなくていいです。

日本はどうなのでしょう、こちらでは「ファック・トラック・アンド・トレース」「政府の強制にNO」という声が聞こえてきます。

 

パブ再開の2日後、7月6日にはイギリス国外から来た者の2週間隔離が終わるのでいよいよ国外に出られる時がきました。

どこに行くか計画を立てようかと思います。

 

 

お付き合いありがとうございました

 

Jay