長い長いシーズンがようやく終わって、アブダビから2ヶ月以上ぶりにロンドンの家に帰ってきました。
「家あんのか」どころか「誰か知らない奴住んでたらどうしよう」と考えながら帰ってきましたが無事何事もなくホッとしています。
地元札幌はすでにだいぶ寒かったですねぇ、ロンドンは今年はめちゃくちゃマイルドな寒さで、かなり過ごしやすく快適です。
日本にはシンガポールグランプリ後Super GTとSuper Formulaを数戦、HRCのお仕事で撮りに行きました、今年は合わせて10戦近く撮ったのかな?
アユム君以外知っているドライバーはいなかったんですけど、Hondaのドライバーを仕事で取っている間に新たなFavoriteドライバーになった野尻選手と牧野選手
来年は何戦、日本国内に行くか絶賛悩み中です・・・
11月の写真を数枚・・・
鈴鹿ではアユム君の初優勝を見れてラッキーでした、おめでとう!
しかし二日間で3レースは過酷すぎた・・・
初めて日本国内で鈴鹿以外のサーキット、というかF1以外のレースを撮りに行ったわけですが、一番ウロウロしてて、Sugoが写真撮ってて楽しかったような気がしました。
来年は何戦撮ろうか超絶悩んでるところです・・・・。
アブダビGP
アブダビには東京から直行だったんですけど、飛行機が滑走路まで出てからゲートに戻り、機材のアップデートで3時間近く出発が遅れ、アブダビ市内の宿に着いたのが朝4時という始まりからかなりのハードモード、ゴリ押ししたら空いてる部屋にだいぶ早くチェックインさせてくれました。
やっとゆっくり出来るべ、と思ったらシャワーが冷水しか出なくて、バスタオルも無く(当然シャワー浴びてから気づきました)、フロントに「タオル持って来いや!」とキレてる間にバスルームの天井が落ちて水浸しになるという・・・・・。
これ全部朝の5時から7時の間ですよ、信じられん。
しかも腹減り過ぎて、というのも機内食は食わないようにしてるんですが・・・チェックインの前に、すぐそばで24時間やってるインドカレー屋に行ってみたら英語が微妙で、「辛いのはちょこっとね」と伝えたのですが、「店にあるスパイス全部入れたぜ」くらいの気絶しそうな激辛カレーまで食わされるオマケもあり、もう朝からフラフラでした・・・。
アビダビは色んな国のカレーが食えて、観光客が行かないローカルばっかの店とかだと、1000円あればカレーでもケバブでもかなり美味しいの食べれるんで、ホテルとかより楽しいと思います。
書いてて思ったけど、俺こんだけ色々行ってても海外で腹壊した経験は一度も無いっすね・・・。
ランドのドライバーズ・タイトル初獲得
話はF1に戻り、まさかの最終戦で3人のタイトル・コンテンダーがいるという激アツ展開、年始は実はオスカーを応援してたんですが
マックスの追い上げ見てると応援したくなっちゃいますよね・・・
こちら木曜のマックス
マクラーレンの二人、リラックスしてる感じでパドック入り
点数差からも「まぁランドだよね」という雰囲気でした。
ピットレーンは木曜日から大混雑
この週末は毎日それぞれのチームがチーム・フォトを撮ります、これは日曜日、レッドブルのチームフォト撮影中
偽スヌープ・ドッグとマックス
VCARBのチーム・フォトにはアユム君も参加、その後一枚お願いしました
レッドブルの重鎮達
フェラーリは例年通り木曜の夜に
予選前のマクラーレン・ガレージは皆んな笑顔でした
土曜の予選が一番面白かったと言っても過言ではないと思うんですけど、マックスが気合いのポール・ポジションで望みを繋げます
ルイスは最後数戦、埋もれちゃいましたね・・・来年に期待
レース当日、ドライバーズ・パレードの前の記念撮影の時にアロンソがチャンピオンの可能性がある三人の肩をマッサージ(笑)
車に乗り込む前のランドは結構リラックスな雰囲気、チームメイトと談笑
オスカーもまさか引いたりしないだろうなー、と思ってたら一周目でオーバーテイク
レース・スタート、マックス、ランド、オスカーの順でTop3が1コーナーに入っていきます
その後にオスカーがランドを抜いちゃうという激アツ展開でどうなるのかな?
と思いましたけど、順当にランドがP3を守り初のチャンピオン獲得、無線で「やっちゃダメだよ」と言われてもやはりドーナッツ
からの車を降りてのガッツポーズ
正直そんなに応援してなかったんですけど、もうヘルメットを取る前から泣いてるのがわかる感じで、こっちも感動しちゃいました(笑)
やっぱり、誰が勝っても皆んなで称えるのがやっぱF1の良いところですね、マジで嬉しそうでした。
圧倒的な差で優勝はマックス、前回のカタールの2ポイントがなければチャンピオンだったと思うとマジで凄い、5回目を取ってバケモノっぷりを見せてくれ、と思ったファンも多いはず
セレブレーションの後にしばらくポーディアムにいた瞬間も良かったですねぇ・・・
最高の自信を手に入れて来年ますます男前になるんでしょう・・・
何回もコブシを突き上げてました
隠さず泣いてるのも好感度アップですね
この後、長時間色々なメディアから言われていた中で、印象的なところがいくつか。
ランドは「チャンピオンになる男、という人柄じゃない」と闘争心を剥き出しにしなかったり、笑顔が多かったりと、ずっと言われてきたわけですけど、それに対して「強ぶったりしないでこのままの俺で優勝できると思ってる」と言い続けてきたんですね。
それについて聞かれた時、「そっち側の人間じゃないまま優勝した気分はどう?」という問いに、「俺はそういうマッチョなやつじゃないから」と答えるのを見てなんというか、これも次世代のチャンピオンなのかな、とも思いました。
あと、「友達や家族と楽しい毎日を送りたいだけ」「自分が頑張ったら周りが笑顔になるから頑張る」「泣くつもりじゃなかったけど、ラスト・ラップで母さんの事を考えたら泣いちゃった」「自分がどれだけラッキーかは本当にちゃんとよく分かってる」というのを全てのインタビューで繰り返し話してるのも、とても好印象で、ますます好きなドライバーになりました。
オスカーの態度も不貞腐れずに立派で、彼に対しても、
「彼が今どんな気持ちかわかるからどうしていいかわからない、でも本当はオスカーとも一緒に喜びたい」「俺の毎日を地獄にしてくれたけど良いライバルで、将来チャンピオンになるやつだよ」など、素晴らしいコメント。
ボーッとなぜか見ちゃってて写真を撮ってないんですけど、ランドのお母さんがオスカーに長いハグをしていたのも見ててとても美しい瞬間でした。
だいぶ長いメディア対応の後に、マクラーレンのガレージ前でセレブレーション・フォト
来年はまたどこが一番速いか全くわからない感じですが、来年は「1」を付けて走るとのことで、今から楽しみですね
ユーキ君、レッドブル最後の週末
世界中でがっかりした人が多いはず、ユーキ君がレッドブルのシートを失うことになりましたね。
俺は2022年からF1を撮影し初め、F1というものに興味を持ったのが2020年、初めてLiveでレースを見たのが2021年なので、俺がF1の世界に入ってからずっと角田 裕毅という日本人ドライバーが居たわけで、日本人が居ないグリッドを見たことがないんですが、やはり想像するとちょっと寂しいですね。
来年中に復帰も無くはないんじゃないかという雰囲気ですが、どうなるでしょうね。
まだ25歳、羨ましい・・・・
FP3の前にはガレージから出てきてエンジニアと談笑、普段より気持ち話している時間が長かったかな?
セッション終了間際にキミにぶつけられてエンジニア達がすぐに修理に取り掛かってました
日曜はチームフォト、少し寂しそうだったかな
ドライバーズ・パレードのあと、少し時間が空いてグリッドへ向かう前に、エンジニア達と記念写真。
多分「日本語で掛け声ねーの?」とか聞かれたんでしょう、「えーっとね、ち◯こ!」と教えちゃうユーキ君、エンジニア達もOK,OKという感じで、
「3・2・1、ち◯こーー!!」と言ってる図
そして最後にガレージから車に乗り込みます
この本当に乗り込む瞬間、彼、いつもはパッと乗り込むんですよ、でもこの日はほんの少し、時間にして数秒なんですが、少しゆっくりと車に乗り込んだような気がしました。
この車に手を付いた瞬間、動きが一瞬止まったんですよね、色々思う事があるんだろうなぁ、と想像してました。
グリッドに来て車を降ります
エンジニアと話す直前、この写真はなんかお気に入りです
レースは良い結果は出ませんでしたが、本人が「出し切った」と言えるのだから、全て良かったんじゃないかと思います。
とまぁ、2025年シーズン、ようやく終わりました(笑)
なんか今年はF1以外でも色々行きすぎて、去年より忙しく感じた一年でした。
写真見ればどこに居たか思い出すけど、あまりのスピードに一年が早過ぎて何やってたのか覚えてないという・・・
少しペース落としてゆっくり毎日を過ごさないと、と心に誓ったつもりだったんですけど、ロンドンに戻ってきて一週間、もう飽きてきて、そろそろどっか行きたいな、と感じちゃっています、1箇所に1週間以上居れない病気かもしれません(笑)
テストなんかはもう家に帰りたくて今年は行かなかったんですけどね。
ともかく、来シーズンもすでに楽しみです🔥🔥🔥
お付き合いありがとうございました
Jay