『フリーメイソンリー』 – 僕がフリーメイソンになるまで –

33回目の投稿になります。

 

 

写真はフリーメイソン発祥の地、エジンバラにある世界最初のグランド・ロッジ内『マスター・メイソンの部屋』に僕が許可無く入って行くところです。

 

この投稿内容はすべて100%真実で実際に2回行われた『面接』や3回の『グランド・マスター』との会話で聞いた、経験した事を書いているものですが、何もかもを書けるわけでは無いことを了承ください。

 

コベント・ガーデンというところにあるイングランドの総本山と言われるグランドロッジ内で確認しましたが、現在ロンドンでフリーメイソンの日本人は僕だけです。

 

 

DUKE ELLINGTON – C JAM BLUES 

彼もフリーメイソンです。

これは1942年の映像ですが僕にとっては本当に格好良くて思わず笑顔になります。

 

 

 

フリーメイソンとは?

 

普通に調べると出てくる通り、自由、平等、博愛、寛容、人道を基本理念とする秘密結社、と言うのは大体合っていますが、漠然としていてわかりずらいかと思います。

すでにご存知の内容もあるかもしれませんが、フリーメイソンの言葉で書かれるのと都市伝説好きが書くのとでは説得力が違うと思いますので明確にするという意味でもまずはフリーメイソン、フリーメイソンリーについて書いてみます。

 

フリーメイソン概要

 

まず、「フリーメイソン」というのは会員の「人」の事を呼び、フリーメイソンの活動や考え方を「フリーメイソンリー」と言います。

「フリーメイソンリー」の考えに共産主義や人権の自由の無い国は添わないので、ロシア、中国、北朝鮮などにはロッジも存在しないことになっています。

「ロッジ」というのはイギリス国内だけで数千存在しており色々なものがあります。

僕のロッジは4000番台です。

 

イギリス郊外の綺麗な田舎に一軒あるパブを良ーく観察して見ると、あの有名な定規とコンパスのマークがドアにあるのを発見したりします。

そういうところは二階や地下にフリーメイソン用のミーティング・ルームがあり、一般の人も食事が出来るので旅行中ロッジを見つけて食事をするのも面白いですね。

日本人に大人気のコッツウォルズの田舎街などにもイタリアンが食べれるロッジなどがあります。

他に「メイソンズ」と名前のついているパブの地下にはフリーメイソンのための会議室があることがありますね。

 

僕は面接の時ライブの100倍緊張していて吐きそうだったので、ロッジ向かいのフリーメイソンのパブでギネスを一気飲みしてから挑みました。

 

目指すもの・規則

 

・自身の知識、社会性、道徳性の向上

・慈善活動をする事

・自分(結婚していれば家族)の生活を支えていける事

・何か信じるものがある事

・宗教上、国籍の違いでの差別禁止

・『ロッジ・ミーティング内』での政治、宗教の話は禁止

・金銭、ビジネス、人脈作り目的の入会禁止

・年に数回あるロッジ・ミーティングやセレモニー、儀式に出られる事  (僕は初めての儀式をライブでキャンセルしました、それについても後に書きます)

 

以上を挙げていますし、面接でも確認されました。

疑問はあると思いますが内容は後々説明しますので安心してください。

 

フリーメイソンに入る理由

 

次にこれは「フリーメイソン」が信じる、入会するメリットのようなものです。

 

・ACHIEVEMENT – ロッジでの活動を通じより良い人間になる

・BROTHERHOOD – バックグラウンド、年齢の全く違う友人を作り、学び合う

・CHARITY – メイソン、ノンメイソン関わらず慈善活動で社会に貢献する

・EDUCATION – 同輩、先輩から儀式内でのスピーチなどを通じて学ぶ

・KNOWLEDGE – フリーメイソンの歴史と秘密について学ぶ

・SELF IMPROVEMENT – 自分の家族そして社会に貢献する

 

過去の著名人

 

以下は全員が「フリーメイソン側」から発信している歴史的人物の中で僕が面白いと思う方達をリストアップしました。

王族や首相・大統領はあまりに世界各国多すぎるので省きました、すみません。

韓国の大統領などもフリーメイソンで興味深い名前が並びます。

 

以下のリストにもし興味がありましたらどの人に関しても読み始めたら止まらないような本が一冊はありますので是非読んでみてください。

 

首相・大統領

・ウィンストン・チャーチル (第二次世界大戦下イギリス首相)

・フランクリン・ルーズベルト (第二次世界大戦下アメリカ大統領)

・ジョージ・ワシントン (初代アメリカ合衆国大統領)

 

歴史的人物

・アーサー・ウェルズリー (ナポレオンと同い年でワーテルローの戦いを開戦、ナポレオンを倒す。その後イギリスの首相を2度務めた当時最強の軍人/政治家の一人) 

・アンリ・デュナン (赤十字創立者、第一回ノーベル平和賞受賞者)

・ドクター・バーナード (慈善活動家、当時のイギリス統治領全てに孤児院を作り65000人の孤児を世話し世に送り出す、生涯で192冊の本を執筆し孤児院の運営資金に当てる)

 

ビジネスマン

・アンドレ・シトロエン (フランス・シトロエン社創設者)

・ヘンリー・フォード (アメリカ・フォード社創設者)

 

スポーツマン

・ジャック・デンプシー (漫画「はじめの一歩」の必殺技「デンプシー・ロール」を発明、ボクシング史で最も勇気のあるボクサーの一人)

・シュガー・レイ・ロビンソン (レナードではありません、レナードがロビンソンに憧れてシュガー・レイと真似たんです。全階級通じてボクシングの歴史上最強ボクサー、200戦175勝『拳聖』)

・アーノルド・パルマー (テレビ時代最初のプロ・ゴルフ界のスーパースター、最もフェアなゴルファー、74歳までマスターズに出場していた鉄人)

 

科学者

・アレクサンダー・フレミング (医学者、ペニシリンを発見、僕の家の近所に住んでたそうです)

・ジョセフ・リスター (外科医、フェノールを発見、細菌と汚染の結びつきを発見し「消毒」と言う概念を医学会に初めて根付かせる)

・エドワード・ジェンナー (医学者、天然痘ワクチンを発明、免疫学会の父)

 

探検家

・アーネスト・シャクルトン (南極点を目指し失敗、遭難後にとった乗組員の命を全員助けた神がかった判断力・リーダーシップでイギリス最高の冒険家と呼ばれる一人、彼の本は文句無くおすすめします、どのような自己併発書やリーダーシップのビジネス書を読むよりためになると思います)

・ロバート・スコット (命を懸けてノルウェーと南極点到達を競うが、悲願の到達後すでに地面に立つノルウェー国旗を発見、失意のまま帰路につくがキャンプに戻る事なく死亡した悲劇の探検家)

・バズ・オルドリン (宇宙飛行士、アポロ11号乗組員で人類2番目の月面歩行者)

 

ミュージシャン

・モーツァルト

・ナット・コール・キング

・デューク・エリントン 

 

作家

・コナン・ドイル(シャーロック・ホームズ)

・ラドヤード・キップリング(ジャングル・ブック、少年キム)

俳優

・ジョン・ウェイン

 

なぜかJAZZの歴史に名を残しているミュージシャンにフリーメイソンが多く、デューク・エリントンがフリーメイソンだったというのは衝撃でした、ジャズ好きな方は英語で検索するとミュージシャンをたくさん調べられるかと思います。

 

韓国大統領はじめ世界各国の首相・大統領でもフリーメイソンが多く、リストはキリがありませんのでこの辺でやめておきます。

 

活動内容

 

・食事会/ミーティング

・劇を見る・参加する

・チャリティー活動

・パブでたまに飲み会(友達を連れてきてもOK)

 

 

以上が非常にざっくりとした活動内容ですが、次回はエジンバラのグランド・ロッジ内、今はもう撤去され公開されていない展示物の写真などと共にもう少し詳しく書いて行こうと思います。

 

 

 

お付き合いありがとうございました。

 

 

Jay