「ブラック・ライブス・マター」デモ風景-メディアに騙されるな!

44回目の投稿になります。

 

写真は今日のBLACK LIVES MATTERのデモ風景です。

ご覧の通り、ロンドンのロックダウンはもう終わったかの様な光景でした。

ところで、ジョン・レノンが殺されたという理由の一説で、あの携帯電話のない70年代に「来週デモやるから集まろうぜ」と声をかけて10万人を集める事が出来るのはボブ・マーリーと彼だけだったから、というものがあります。

今ほどもし彼が生きていたら何と言っていただろうと思ったことはありません。

 

JOHN LENNON/POWER TO THE PEOPLE

 

僕の人生初のデモ参加だったのですが参加して良かったと思いました。

群衆の一員になるのと写真を撮るのでは少し違いますがどういうものか感じるには十分でした。

ツイッターなどSNSでは首相官邸近くで警察と揉み合っているところばかりがフューチャーされますが、本当に、本当に一部の人間であって多くの人間は平和なプロテストを望んでいます。

もう一つ、「コロナがまた感染してしまう、何をやっているんだ」という意見もわかります。

ですが彼らにとってはコロナなどどうでも良いほど大きな問題なのを理解してあげて欲しいと思います。

決して僕らには全て理解できないほど深い傷があり、差別がなければやる必要などない事です。

マスクを持っていない者は来ない様に呼びかけられ(僕も人生で初めてマスクをしました)、大手メディアは黒人ばかりを写すかもしれませんが写真を見て分かる通り白人の参加者の方が多いデモでした。

こういうところでイギリス人がアメリカ人とは文化的に違うのが垣間見られます。

酒を飲んでいる者など一人も目に入りませんでしたし、マリファナの匂いも笑気ガスの音もしないキチンとしたプロテストで少し感動すらしました。

もう一度言いますが、騙されないでください。

国を二分するかの様な報道がされるかもしれませんが彼らは皆んな一つになりたがっているだけです。

 

 

 

木の上に昇っていたら警官に怒られました。

この後大きいゴミ箱の様なのがあったのでベストポジションを頂き、後に登ってきたフリーランスのフォトグラファー2人と友達になり今度写真を教えてくれることになりました。

 

 

各自が言いたい事があります。

「トランプはクソ、差別はクソ、社会的不正が許されるってんなら、お前もクソ!!」

「レイシズム(差別主義)が本当のパンデミック」

「BLACK LIVES MATTER」

「正義無き平和はない」

「ジョージ、俺も息が出来ない」

 

声出しをしている一人

 

ハイドパークでしばらくデモをした後、ストリートへ。

 

ここで、カメラの予備バッテリーを家に忘れるという初心者らしいミスを犯して家に帰りました。

一緒に行った友人とは公園に着いて1分ではぐれるほどの人で数千人はいたかと思います。

僕は会場に4時間ほどいましたがその間は事件は何も起こっていませんでした。

ですがその後のWHITEHALLでの暴力は・・・結構酷かった様でとても残念です、こういう者達のせいでせっかくの平和に始まったデモにネガティブな印象を残してしまいます。

そこに居ない人に「本当はそうじゃないんだよ」と説明しても響かないこと(僕も話を聞いても完全には響いていませんでした)もわかりました。

 

今までデモの一部で音楽を提供していたことはあっても群衆の中に入って写真を撮りに行くのとステージからデモの様子を見ているのでは随分違いました。

以前にも人種差別についての投稿をしていますので、もし興味がありましたら是非ご覧ください。

因みに日本のテレビ局も来てましたが、隅でヒソヒソ小さくなっていました。

せっかくなので別エリアで予定されている次回のデモも行ってみようかと思います。

 

 

One Love.

 

 

Jay