40回目の投稿になります。
写真は旅についての記事を書いていた時にどこかに行きたくなり、今日の夕方海に行って撮りました。
MOZART/SYMPHONY No.40 in G Minor
前回までは
「フリーメイソンリーについて」、「フリーメイソンとの出会いから面接まで」そして「面接を通して規則・条件」「活動内容」を書いてきました。
最終面接・ロッジメンバーとの初顔合わせ
最初の面接は前回の流れ通りフリーメイソンリーについての説明、確認をされ僕からの質問が終わったところで終了と、一時間しない程度だった気がします。
その後手紙が来るのを待てということでしたが待てども待てども一向に返事が来ません。
半年ほど経ったある日、手紙がきました。
その中には小冊子とフリーメイソンになるための正式な申請書類が同封されており、質問がある場合の連絡先も同封されていました。
ほとんどの所は面接で聞かれたことの繰り返しのようなものでしたが「不安要素その1-信仰」の次の「不安要素その2」、「推薦者2名の氏名・住所・連絡先」の避けられない記入欄があります。
Tom(仮名)「もしもし?」
Jay「こんにちは、僕は・・・中略・・・フリーメイソンの申請書類で質問があるんスけど、話せますか?」
Tom「ああもちろん、何かわからないところでもあったかな?」
Jay「推薦者2人の記入欄あるじゃないですか?」
Tom「そうだね、その二人に連絡して了承を貰えば詳細を書いてポストしてくれれば良いよ」
Jay「俺誰も知ってる人いないんですよね」
Tom「フリーメイソン会員の推薦者居ないの?」
Jay「居ないっす」
Tom「確認しないといけないかもなぁ」
Jay「面接の時OKって言われましたよ」
Tom「じゃあ白紙でOKだ」
ここでも「OK」を頂きました。
この後早速記入できるところを記入し郵便を出しましたがさらに数ヶ月待つことになります。
最初の面接が入会セレモニーの4ヶ月前で、セレモニーは1年に一度しかないため16ヶ月も待たねばいけませんでした。
この入会セレモニーの半年ほど前のある日、僕の入会するロッジメンバーとの顔合わせ、最終面接を伝える手紙がきました。
ロンドンの街中のとあるパブに確か午後2時頃来るよう指示されたと思います。
少し早くついてパブを覗いてみるとまだオープンしておらずバーテンダーが掃除をしていたためタバコを吸って待っていました。
少しすると店の中から男性が出てきて「もしかしてJayか?」と聞くので「Yes」というと彼が推薦者について電話で話したTom(仮名)本人でした。
Tom「タバコを吸うのかい?」
Jay「愛してるんです」
Tom「はは、今中にいるメンバーで喫煙者は僕だけだから嬉しいよ、一緒に一服して入ろう」
入りの掴みはバッチリな気がしました。
Jay「中にいるメンバーって何人くらいいるんですか?」
Tom「15人くらいかな?緊張しなくて良いよ」
無理な話でした。
このパブの地下には秘密の部屋がありフリーメイソンのミーティングに使われている場所だそうです。
重厚なドアを開けると綺麗なグリーンの絨毯がひいてある一つの広い部屋がありました。
面接は15人ほどで円になって座り、全員が僕にとにかく質問を浴びせるという恐ろしいものでしたが、この時も1時間ほど話したところで一人が「俺は彼は良いと思うよ」と言い出し、周りが賛同してその場で「ようこそ我々のロッジへ」と招いてもらえました。
入会式典
ここから数日後、3月頃に10月末の入会式のため必ずスケジュールを開けておくよう書いてあり、服装なども指定があります。
黒のスーツにタイと靴、シャツは白、他にも必要なものがあるのですがそれらは貸してもらえるとのことでした。
7月、数ヶ月前に言われた事を携帯のメモ、カレンダーの使い方すらわからない僕はすっかり忘れていました。
入会式当日、僕は確か・・・岡山でライブをやっていました。
7月、手紙を受け取りすぐに電話で陳謝すると再び連絡を待つように言われました。
ここまですでに2年近くが経過しています。
さらに4ヶ月が経ち、もう縁は無かったのかと思っていた去年11月、特別に少人数のためにする入会式典が『2020年3月30日』に行われるという手紙が届きました。
周りにも「3月30日は何も出来ない」と言っており、楽しみで夜も眠れないといった状態だったセレモニー1週間前の『3月23日』・・・・ ロックダウンが起こりました。
バンドメンバーは僕が文句を言っているのを見て面白がって笑っていました。
セレモニーの変更日時は10月○○日とされており、今から僕は第二波に怯えています。
新調したスーツも筋トレのせいで着れなくなってし待ったので準備のやり直しですね・・・。
僕が無事に2年半越しのセレモニーを終えられる事を祈っていてください。
ここまでフリーメイソンのことについて書いてはいけないだろう、ということは伏せ、本気になれば誰でも見られる事を全て書いてきました。
入会式典後はフリーメイソンの事に触れることは恐らくないと思いますが、お付き合い本当にありがとうございました。
Jay