本当の声が聞こえない/ パイロットになる方法

ウェールズの丘

13回目の投稿になります.

 

 

 

これはロッククライミングでウェールズの崖を登った時に上から撮ったものです。

 

新型コロナにロッククライミングも奪われてしまいました。

 

 

 

こちらはロンドンを代表するアシッドジャズバンドの一つJAMIROQUAIの曲なのですがビデオは僕の地元札幌の地下街を歩いた時にインスパイアされたとか、されないとか。

 

興味ある方は是非そちらも検索して見てください。

 

 

 

SNSを見ていても友人と話していても日本政府の対応については文句と溜息ばかりが聞こえて来ます。

 

ですが一方でメディアは「総理は・・・・・・・と強く述べた」または「・・・と強調した」などの締めくくりで記事は終わっています。

 

 

おそらく大半の人は政府の対応について記事の中でもっと言って欲しい事や言いたい事があり、それが文句や溜息となって出て来るのだと思います。

 

 

海外の記事を紹介する時にもメディアの大小関係なく、あまりの日本政府の対応を批判する方法として「・・・とBBCは伝えています」「CNNによると・・・」などと現地の記事をそのまま伝えているところもあります。

 

 

日本のメディアが安倍総理をこき下ろさないようにイギリスのメディアもボリスをこき下ろさないんです。

 

 

イギリス国内で補償についても未だ問題は山積みで残るべきビジネスを救うための署名をいくつしたかわかりません。

 

個人へのユニバーサル・クレジットについても未だ受け取りの不可がはっきりしない人もたくさんいます。

 

特に勘違いしないで頂きたいのはボリスジョンソン首相に対する国民の反応です。

 

例えばボリスは退院後NHS(国民健康サービス)に惜しみない賛辞を贈っていますが国民の大半は「ちょっと待てよ」と思っています。

 

今のイギリス保守党が医療従事者の給与削減から始まった崩壊のトリガーを引いたんです。

 

多くの国民は反対していましたがその時は日本でと同じように政治家が耳を傾ける様子はありませんでした。

 

 

医療の大切さがわかったのなら行動と考えを改めろ、今まで国をめちゃくちゃにして来たことは

忘れない、というのがメディアが伝えない本音であり真実だと感じます。

 

 

日本政府の対応は見ていて悲しくなりますがイギリス政府もまた違う側面で問題も持っています。

 

 

問題を抱えているのは世界各国どこも同じで「正解」を見つけた国は未だない事ですし、間違った比べ方をしないようにしましょう。

 

 

メディアがおかしいのは世界共通ですから。

 

 

隣の芝は実際に少し青いかもしれませんがそれ程青くないと思います。

 

ロックダウン中のロンドン、LONDON LOCKDOWN

 

昨日公園で久し振りに飛行機雲を見ました。

 

プロフィールでも書いてありますが僕はパイロットの学校に通っていまして、少し飛行機の話を書きます。

 

僕の住んでいるエリアのとあるバーでたまたま外でタバコを吸っている時に話をしたフィリップという名の男性の職業がパイロットでした。

 

因みに紅の豚以来パイロットは全ての男の夢です。

 

話を聞くと35歳まで工事現場で働いていて40歳でパイロットになったと言いますが僕の想像していたパイロットとあまりの違いに驚き、自分にもなれるか?と尋ねると「なれそうだ」というのでビールを奢る代わりに方法を教えてもらいました。

 

・学歴不問

・パイロットを目指すのに16歳以上であれば年齢制限は無い

・学校に手付金やカリキュラムは無く、自分のペースで支払いとレッスンを続けられる

・パイロットには大きく分けて3種類ある

 

車の運転は18歳からだというのに不思議とパイロットになるには16歳から学校に通う事が可能で、最近は16歳でパイロットを目指し20代半ばでエアラインのキャプテンになる人も居るんです。

もし、もしですが僕が将来子供が出来てお金があれば間違いなく子供を一度飛行機に乗りに連れてってみると思いますね。

 

学校にも色々あり小さい飛行場が経営している学校ならばレッスン毎に支払いが出来、忙しい時などは先生と相談し予定を組めるため9時-5時で働いた後にレッスンを受けてパイロットを目指す人もいます。

僕は朝や昼の早い時間に飛ぶようにしていて、音楽の方が忙しい時期などは休んでいます。

 

3種類あるパイロットはまず「エアラインパイロット」これは誰もが一番に想像する旅客機のパイロットです。

次が「カーゴパイロット」荷物を運ぶパイロットで貨物飛行機ですね。

最後が「ブッシュパイロット」です。

 

フィリップはユニセフのためにアフリカを飛ぶブッシュパイロットで貧困国を主に飛んでいます。

僕の家から一番近い学校のインストラクターに電話をし学校に行く準備を全てしてくれました。

 

何年かかるかわかりませんし、なれるのかもわかりませんが僕はブッシュパイロットとして国境なき医師団のために飛びたいと思っています。

 

ブッシュパイロットが実は一番種類が多く、火山地帯を飛ぶ火山パイロット、北極圏を飛ぶアラスカタクシー、モルジブなどリゾートの島々を飛ぶ常に裸足のベアフットパイロットなどあげればキリがありませんがどれも魅力的です。

 

そしてこの全てのパイロットは同じ免許を保持しています(厳密には違いますが)。

 

インストラクターの先生たちは全員エアラインパイロットの免許を持っているので、良い給与で仕事ができるはずですがインストラクターをしています。

なんと時給はたったの£10(約1300円)です。

 

当然なぜインストラクターをしているのかを聞くと「誰にも飛べと命令されたくない」「飛びたいやつとしか飛びたくない」「なんでファーストクラスに乗るアホを俺が乗せなきゃならないんだ」などなかなか面白い答えを返してくれる人たちばかりです。

 

教官を始めプライベートで飛びにくる連中にも変わった人がいますが、特にスケートボードで犬と空港に来て飛んで行く男は衝撃的な格好良さでした。

 

学歴は不問ですが性格上パイロットには向いていない人間というのはどうしてもいるので、そういう人ははっきり教官にそう伝えられます。

 

9科目の筆記テストと身体検査を合格しないと一人で飛行機に乗る事が許されません。

 

この筆記テストの対策の学校は別にありそこでイギリス各地から僕と同じように他に仕事がありながらパイロットを目指す人たちが集まったのですが、ここでも良い意味で予想を裏切られました。

 

17歳で空港のレストランでアルバイトをしながらパイロットを目指している男の子がいたり、物凄いお金持ちで「道路で娘の大学まで5時間だが空なら1時間で行ける」などという強者もいました。

 

今僕は合計50時間くらい飛んでいるのですが初めて一人で離着陸をして飛行場に帰ると皆んなが「今日からパイロットだ、おめでとう!」と声をかけてくれたのが本当に嬉しかったのを覚えています。

 

因みになぜ日本にこういう学校がないかというと、日本は世界で一番飛行機を飛ばすのにお金がかかる国だからだそうです。

 

世界的パイロット不足が懸念されていましたが2020年は飛行機が飛ばなくなってしまい、航空会社の経営不振もありパイロットが余るような事態になるかもしれません。

 

そうなってしまったらブッシュパイロットまでは行かずとも友人をのせてプライベートで飛行機を操縦出来る免許だけは最低でもロックダウンが終わったら取ろうと考えています。

そういうわけで今は見習いパイロットです。

 

 

今日は連休明けで最初に政府が発表した3週間という時期を過ぎました。

昨日は「祝日だからアナウンスは明日だろう」という事で僕は納得はできませんがそういうものかと言い聞かせ今日を待ちました。

 

3週間毎の見直しという一言で崩れ落ちましたが明日は頭が空っぽになるまで筋トレで追い込もうと思います。

 

 

お付き合いありがとうこざいました。

 

 

Jay