31回目の投稿になります。
写真はグリニッジ天文台近くのテムズ川沿いです。
スピーカーで音楽をかけて楽しそうに踊るカップルに20程の人の目が釘付けになっていました。
オスカー授賞式はロックダウン前の2月でしたが新型コロナウィルスに掻き消されてしまった感が否めません。
日本でも映画JOKERは大ヒットだったようですね。
JOHNNY CASH役で主演したWALK THE LINEも素晴らしい映画でした。
JOHNNY CASH / I WALK THE LINE
ホアキン・フェニックスのスピーチ
兄のリバー・フェニックスも好きですがホアキン・フェニックスも昔から好きでして、いくつか映画やインタビューを見ていますが、オスカー授賞式での彼のスピーチは会場を静まりかえらせ、テレビカメラが向いている事に気付いた出席者達は気まずそうに目を逸らしていたそうです。
こういう題材は書くべきか否かかなり迷ったのですが、書くことにしました。
ホアキン・フェニックスのスピーチの日本語全文を読んだ方はいるでしょうか?
日本語訳の記事があるかと思い検索してみると、ありました。
まさかのELLE が記事にしていましたが、これはどちらかというと「政治枠」で海外での捉え方は少し違います。
メディアの程度の差が伺えますね。
LA TIMESでは「なぜコロナウィルスとの世界に住む今、ホアキンのスピーチがクレイジーではないか」、ガーディアンでは「僕たちは牛を人工交配させて子供を奪う権利があると思っている」というタイトルで記事を始めていました。
日本語訳全文がこちらになります、是非ご覧ください!
「ひとつの国、ひとつの人種がその他を支配して罪に問われないはずがない」「僕たちは自然から資源を強奪している」「変化は何かを犠牲にすること」
これは誰もが下を向いてしまいそうですよね、ディオールやシャネルに身を包んだセレブリティーはさぞ恥ずかしかったでしょう。
彼は子供の頃動物が殺されるのを見て「お肉を食べる事は教えてくれたのにどうしてお肉の作り方は教えてくれなかったの?」と母親に聞いて以来家族一緒に肉食を辞めたそうです。
ロックダウンで変わる食生活
現在ロックダウンで世界中の空気が綺麗になり経済活動など関係の無い地球は少しずつ回復しています。
こちらの記事は牛のおならやゲップが交通機関などの排気ガスの20倍のインパクトがある事などが説明してあります。
敢えて2013年の記事を載せましたが7年前の記事で既にこれほどわかっていた事は当然今はより詳しく理解されています。
この記事から7年後の現在、8億人がコンスタントに飢餓状態にある中、先進国の人間は彼等を放っておき牛に食べさせる食料を作るのに必死です。
アメリカだけで800万人分の食料を人間ではなく牛に与えています。
牛が排出するメタンガスと交通機関の排出する二酸化炭素を比べると現在はスクーターから旅客機までの排出量をすべて足し、さらに掛けても追いつきません。
現在コロナウィルスの影響でアメリカ、イギリスでは肉が足りなくなるようでこれを機会に肉を無くす社会にするべきなのではないかと議論されています。
僕が肉食を辞めたのは7年ほど前で自分以外のバンドメンバーがベジタリアンだったのも理由の一つではありますが、1960年代ビートルズが20代前半だった時から「愛を歌うバンドが嘘になる」と言って全員ベジタリアンだったというのを知り影響されました(笑)
本当の理由は地球温暖化に少しでも肉を減らした方が良いことを知り、僕一人が肉食をやめる程度では雀の涙ほどにもならないのはわかっていますが世界に貢献しようと思い菜食にしました。
僕に子供はいませんが世界の子供たちが少しでも良い世界に住める助けになればと思ってやっています。
音楽の世界ではレゲェのミュージシャンやファンもベジタリアンが大多数です、『LOVE & PEACE』です。
他はパンク・スカバンドもベジタリアンが多くロック系ではなぜかNYのハードコアパンクバンド達が最初にベジタリアニズムをロック系ミュージシャンに広めようとしました。
野外フェスティバルやツアー、普通のライブの時でも必ずベジタリアンメニューが用意されており環境が充実しています。
THE SMITHSのモリッシーなどはスタジアム会場内での肉の販売を完全に禁止しましたがこれはやりすぎかもしれません。
ビートルズを始め有名ミュージシャンだと他にスティービー・ワンダー、モリッシー、最近ではビリー・アイリッシュもベジタリアンです。
インパクトは違いますが僕は死ぬ日までタバコを吸おう決めている愛煙家でそれ自体環境に悪い事ですし、人間が人間に生き方を説くべきでは無いと思っています。
ただ肉食をすることでどれだけ地球に害を与え、子供の将来を奪うスピードを早めてしまうかを知って欲しく思い、今回の記事を書きました。
日本は世界でも最も災害の多い国なので本来環境問題に一番に取り掛かるべき国だと思いますが、大臣があの体たらくでは海外でのように話題に上がる事はまだ先かもしれません。
今の政治家は自分達の保身ばかり、若者は将来が見えず不安で多くは怒りを抱いていますが今の生活に大人がキチンと目を向けずにこのまま形を変えず続けていくことは「悪い事だとわかっていながらやっている」点でスケールこそ全く違いますがそのような政治家達とやっている事に大差はないと思います。
美味しいベジ・レストランも増えヨーロッパでベジタリアンになるのは簡単ですし、イギリスの大手スーパーマーケットでは肉が売れないため肉コーナーを撤廃する店舗が出てくるほど浸透しており良い傾向に向かっていると思います。
ちなみに僕は肉を食べたいなら食べれば良いと思いますし、ただ国が肉を禁止したとしても文句はない、という程度の立ち位置で、友達と焼肉屋さんも行きます(僕はビールとナムルがあれば十分です、あとカクテキも)。
もしかしたら近い将来「ヨーロッパやアメリカでビーガンが流行っている」と話題になりベジ・レストランも増え日本でも流行になる・・・・・かもしれませんね。
お付き合い、本当にありがとうございました。
Jay