F1を開催するのにかかる費用はいくら?/ なぜ北海道でF1をやるべきなのか?

  • 2022/08/10
  • F1

F1-世界一大きいサーカス-

F1をホストするためにはいくらかかるのか?ということについて書くのですが、誰もがF1っていう世界が何百億というお金が関わるのは想像するのは難しくないと思います。

 

何から何まで金がかかるんですけど、新しい車、チームの移動費、ネットフリックス、世界で一番大きいサーカスと言われているF1を開催するのは安くはないです。

今年はロシアが減って全22戦、25のサーキットが契約をしてて、中国、カタールが来年戻るかもしれなくて、フランス、ベルギーが消える可能性があり、ラスベガスも加わることになっています。

 

F1サーキットを作るには

 

実際にF1サーキットの認定を得るためにどんな基準があるのかはシークレットになっているんですけど、一つはっきりしているのはサーキットがF1にお金を支払っているということで、トラックを作って、お金をF1に払ってというのは恐ろしい金額を提示されそうです。

 

では「F1を自国でホストするのにはいくらかかるのか、そしてその国々はなぜそんなに金のかかる事を続けるのか?」

 

まず、サーキットの建設費用が半端じゃ無いことが一つ。

 

サーキットを一つ作るのに必要なお金が約360億円と言われていて、アブダビの「ヤスマリーナ・サーキット」の建設費用は1260億円以上、東京のオリンピックスタジアムで1500億とかでしたよね。

 

しかもこれは、FIAの調査費用は含まれてなくて、Grade 1ライセンスというのを取るためのたくさんの書類をまずお金を使い用意しないといけません。

「サーキットを作るのそんなにお金が必要なら、ストリート・サーキットでいいのでは?」と思うかもしれませんが、そっちもなかなか高いんですね。

 

ストリート・サーキットを作るには、一から作る場合とは違い数年単位などではなく、準備に一年も必要ありません。

 

ですが他にコスト色々あり、例えばメルボルンのサーキット、仮設スタンド設営・全道路のアップグレード、というのを毎年やらなければならず、2017年の調査では80,000人分のシートを作るのにかかる費用が約20億円、すでに一人2500円かかってます。

セーフティーバリア、フェンスに、ピットレーンの建物も作らないといけなくて、それぞれだいたい,10億円ずつです。

 

他に、オフィス、色々必要な車両、水や電気・ガスの供給で更に約7億5000万、クレーン車に消化器、などを15メートル毎に置いておく決まりになっていて、それのコストが5億5000万円、でこのコストは全部上がり続けてるって言う。

 

 

今はF1のサーキットはただのレース場ではなく英語で「エクスペリエンス」、「体験・経験」という様に捉えていて、ファンに楽しんでもらうために色々なものが用意されていることも理由の一つです。

 

F1開催費用

このサーキット・ホスティング・フィー「開催費用」と訳せると思うのですが、当然F1にとって最も儲かるメインビジネス、サーキットがF1に支払うお金」が、F1の年間収入の3割を占めていて、チームには分けて支払いがされるようになってるから、サーキットが払えば払うだけチームが儲かるとういうことです。

 

で、サーキット側がF1を開催するための契約料、各サーキットがF1に支払う金額の平均は年間54億円ほどで、年間合計950億円行かないくらいがF1に入ることになります。

 

古いサーキットで電灯があるような「イタリアのモンツァ」「べルギーのスパ」「UKのシルバーストーン」などは支払う金額が少なくなっており、それは「F1のカレンダーに長期間乗り続けているから」という理由なので、新しいサーキットは古いサーキットと競争もしなければなりませんし、支払う金額も高くなります。

 

しかも、サーキットとF1の契約年数で変わるそうですが、年間5%ずつ支払い金額が上がっていくんです、どういうことなのかわかりませんが天井知らずで金額が上がっていきそうです。

 

例えばカタールは10年契約をしてるんですけど、年間70億円くらい支払うらしく、これはサウジアラビア、アゼルバイジャンと同じ金額だそうです。

 

以前に中国とロシアが払ったのは5000万ドル(67億円)でバーレーンは4500万(60億円)ドル。

 

アブダビは何故か特別契約があって今年の最終戦を50億円で契約、これはハンガリー、と同じになります。

 

シンガポールとオーストラリアは3500万ドル(47億円)、オランダは3200万ドル(43億円)でカナダは3000万ドル(40億円)。

 

スペイン、オーストリア、イタリア・モンツァ、UK、日本、アメリカ・オースティン、メキシコ、ブラジルが全部同じで33億円。

SPIELBERG, AUSTRIA, 09 JULY 2022:#16, Charles LECLERC, MCO, Team Scuderia Ferrari, F1-75, Ferrari 065 engine ,F1 at the Red Bull Ring, Oesterreich Ring, Formula One, AUSTRIAN Grand Prix, Grosser Preis von OESTERREICH, GP d'Autriche, Motorsport, Formel1,Copyright © ATP images / Jay HIRANO

ベルギー、フランスが30億円、イタリアのイモラが27億円、モナコが一番安くて20億円、一番高い国なのに何故でしょう。

Monaco Pitane

マイアミとラスベガスの名前がなぜ出ないのかというと、この二つは街が払うのではなく「F1がオーガナイズしている」からです。

 

だからこの場合は、スポンサーからの支払い、チケット売り上げ、他諸々全てがダイレクトでF1に行くということで、ラスベガスでは今までで最大級のお金が生まれると予想されてます。

 

ここまでがざっくりとした費用についてでした。

 

なぜ国々はF1を呼ぼうとするのか?

 

明らかなのが、観光業も含めてサーキットのエリアに超集中した経済効果をもたらします。

 

観客の53%がF1を見るために海外からその国を訪れる中で、チーム、ファンがホテル、地元のお店に落とすお金、メディアも大量に来るためそのエリア自体が世界中にフューチャーされ、SNSでも国の様子が流れまくります。

 

特に、ランドマークがあるような街なら尚更映えますよね、当然グランプリ最中、前後の観光業が爆発します。

 

費用が物凄いのでマイナスなのでは?と思いますがそうでもなく、経済効果抜群のF1が2012年から2015年の4年間にアメリカ・オースティン地区にもたらした経済利益が4500億円以上です。

 

しかし残念ながらどこの国も上手く行くわけではなくて、インドや韓国は利益を生めず誘致失敗に終わり、カレンダーからすぐに消えました。

 

こういった費用の支払いは地元自治体はもちろん、お金持ちの個人スポンサーに企業、国も力を貸したりしてようやくクリアーされ、F1は開催されることになります。

 

北海道でF1を

 

世界中の都市がF1開催の申請をしている中、日本の都市でのF1開催について政治家が口にしているのは唯一、大阪です。

万博跡地でストリートサーキットを、と橋本徹と市長が話していますが、いやいやいやいや、北海道でしょう。

 

「すすきのピットレーンから離れるルイス・ハミルトン」などとキャプション出来る日が来たら気絶します

 

札幌を巡る5-6kmのストリート・サーキット、36号戦沿いは間違いなくメインストリート、石山通に大通り、ススキノの中通りでも出来ると思いますし、スタンドを用意しなくても建物からよく見れる場所が札幌にはたくさんあり、元々北海道は道路も広く、道沿いのビルに入っている飲食店だけでなく、どこも普段の数倍の値段を取っても怒られないはずですし、ビルから立ってみるだけで何万円も払いたい外国人も押し寄せるでしょう。

 

気温を考えても10月の北海道でやるグランプリは世界一快適なグランプリかもしれません。

 

それにドライバー20人だけでなく世界中のセレブリティーが札幌を同時に訪れるという事はもちろん、開催都市が世界の人の目に映ること、それに札幌ならば皆んなが日本を大好きになって帰ってくれると思うんですよね。

サッカーワールドカップで試合が行われるのとはインパクトが違います。

 

世界がここを見ている、という熱気を感じます

 

僕は日本にいる誰もに一度F1を体験して欲しいと思いますが、サーキットへ行くのは大変でも日本の街中でやれば皆んな嫌でも見れますもんね、というわけで誰か札幌でストリート・サーキットを開催してください(笑)

 

Jay