総資産7000億円、メルセデス代表トト・ウルフ

 

F1の夏休みも今週で終わり、明後日からベルギー、オランダ、イタリアと続く三連戦が始まります。

 

ハンガリーから戻り次の日に久しぶりのライブでフェスティバル(運転10時間)、さらに次の日に撮影(運転16時間)でドイツとフラフラしていて全然夏休みだった感じもありませんが、終わってしまいました。

 

今回はメルセデスチーム代表でファンにも大人気、オーストリア人で50歳、身長196cmの超男前、今回はトト・ウルフについて書いてみようと思います。

 

生い立ちと初めてのビジネス

1972年生まれなんで、僕と一回りも変わらないんですけど1000倍くらい風格のある彼、現在50歳です。

元々父親が中学生の頃に早くに亡くなったせいもあり、私立を12歳でドロップアウトして普通の公立高校を卒業、大学も中退しています。

高校生の頃ウィーンでちょうど彼の世代の政治的不満が引き金で人種差別についてキャンドルを持って静かな抵抗をするというデモがあり、アイデアに共感するし絶対に関わりたいと考え組織している人たちに直談判、キャンドルの販売と利益の分配を決めました。

ウィーンで一件だけあるキャンドル工場を見つけ12万5000を購入、友人とお金を出し合い友達や母親のヘルプでキャンドルをウィーン市内へ運び知り合いの中で一番可愛い女の子達にお願いしてキャンドルを売りました。

昼から初めて3時頃まで全く売れず頭を抱えたところ、デモのスタートが6時で6時半には全て完売、自分達が世界一のビジネスマンだと思ったそうです(笑)

でもここで「既存のコンテンツに追従するのではなく皆が必要なコンテンツを作る・ビジネスに意味を持たせる」事を学んだとのこと、この時18歳。

 

自分を突き動かす原動力は?との質問の答えは「自分の人生は自分でコントロール出来るようにしたいから」格好良い・・・。

レースとの出会い

 

18歳になる前、友達になんとなく連れて行かれたサーキットでレースを初めてみた瞬間、これだ、と感じたらしく、F4などの下部カテゴリーでドライバーとしてレースに出走し始めます。

1、2年走ったところで、スポーツ自体の才能、テクニカルな部分、お金の部分、全てにおいて足りない事、そして 196cmとドライバーには身長が大きすぎることに気づき、メインスポンサーが手を引いた事をきっかけにドライバーになるという夢は諦め、ポーランドの銀行で投資部門のインターン生になり、投資を勉強したそうです。

その後、お金を貯め自分の投資会社を作りサンフランシスコへ、そこでまだインターネットが世に広まる前にテック・カンパニーに投資しまくり資金を貯めてレースの世界にドライバーとして戻りました。

 

銀行で働いていた時はやりたくなくてランチの時に泣いていたほどだそう。

 

F1へ

 

ドライバーとしてラリーやGTレースに出場、世界選手権で勝ったこともありましたが大事故をきっかけにレーサーとして完全に引退した時が30歳。

ドライバー時代に出来たコネクションのおかげでウィリアムズF1チーム代表、フランク・ウィリアムズが「家のローン払いたいからちょっとシェア買ってよ」と話したところからF1に入り、株式を14%購入、この時から本格的にF1に関わり今のウィリアムズよりもずっと良い成績を出していると、メルセデスが彼になぜメルセデスチームが機能しないのか分析して欲しいと依頼し、答えを出すとそのままCEOの役職をオファーされチーム代表になったのが40歳。

 

昔から継続しテック・カンパニーへの投資を続け、メルセデスF1チームのシェア40%を保持、家など含め総資産は7000億円越えだそうです。

 

メルセデス代表に就任した時のメルセデスドライバーはフェラーリから移籍してきたマイケル・シューマッハと、今はyoutuberもしているニコ・ロスバーグでした。

 

この時結婚するんですけど、その相手がウィリアムズF1チームでイギリス人で女性テストドライバーだったスージー・ウルフ、何回かパドックで見ましたけどいつも笑顔で良い人オーラが出まくってました、現在は息子が生まれ子育てをしながらメルセデス・フォーミュラEチーム代表(電気自動車)もしているスーパー・ウーマンです。

 

と今回はF1界一番のお金持ちトト・ウルフの事を書きましたが、反対にお金の無い僕はクラファンをしているのでF1にご興味ある方がいるとパスして頂けると幸いです

https://camp-fire.jp/projects/view/613230

 

Jay