コロナ禍での国際線移動・日本とイギリスの残念な違い

90回目の投稿になります、日本国内から初の投稿です。

 

東京は日曜日の朝、現在暑くてサングラスをかけながらベランダで裸でこれを書いています。

国際線搭乗、帰国の際の様子

現在国際線は99%くらい便が減っていて各航空会社によってレギュレーションも違うようになっており、僕は間違えて(?)エチハド・エアラインでアブダビ乗り換えという便で日本へ帰ってきました。

今回は片道切符で無期限で日本に帰ってきたので純粋に安かったのでこれを選んだのですが、全てのエチハドの便は搭乗する72時間以内にPCR検査を受けて「FIT TO FLY CERTIFICATE」という陰性証明書がないと飛行機に乗せてもらえません。

絶対に陽性なはずが無いと思いながら結果を待っていましたが久し振りに緊張というものをしました(笑)

夜11時半にアブダビに着き夜中1時半の便で成田空港へ、という乗り換えだったのですが成田に着くと陰性証明書を持っているのにまたPCRと聞いたので空港の喫煙所にいた日本人のおじさんに「成田のPCRって要請でしょ?何時間も待たされるのとか面倒なんで拒否してみようと思うんですけど、どう思います?」と聞くと「”やります”っていうまで別室で監禁されるって聞いたよ」と言われ結局やりました。

他の国に行く時と同じでどう考えても意味のない書類に健康状態を記入してサイン、滞在先やそこまでの行き方も記入させられました。

「公共交通機関を使わないことを要請したい」というので「要請ならいいや」と僕は普通に公共交通機関を使いました。

イタリアから帰国の際に義務ずけられているロンドンで2週間の隔離生活を終えての2回のPCR検査の陰性なので・・・いいでしょう。

アブダビ→成田便は乗客の数が11人という快適さでPCR検査も全員陰性でした、待ち時間は30分も無かったと思いますがやはり面倒でしたね。

空港を出るときも迎えが来ているかなど一切聞かれなく、滞在先はAirbnbです、というと何もそれ以上聞かれませんでしたし、体調確認のための日本の電話番号を僕は持ってらず、LINEも海外で登録したために厚生労働省のアプリは使えず連絡が取れないのでEmailアドレスを残してくると「連絡が行くのでよろしくお願いします」とのことでしたが未だにメールは来ていません。

医療従事者への残念な違い・これほど違う国民の態度

 

5月の記事、医療従事者の遺族へ800万円支払いを決定、そして第二波予測にイギリス政府の医療従事者への対応を書きましたが、正直日本のニュースを見ていると本当に腹が立ってきます。

イギリスでは医療崩壊の可能性が見えた時点でナイチンゲール病院を建設して数千のベッドを確保、現役を引退した元医師や看護師のおじいちゃんおばあちゃんが「働かせてくれ」と現場復帰したイギリスとは酷い違いです。

日本政府は夏の間何も考えず冬前に何の準備もしなかったんでしょうか?

日本の医療従事者は辞めたいなどというニュースや、誹謗中傷があるなどと聞きますが、イギリスとは真逆です。

これはきっと海外ならではの考え方かもしれませんが、医療従事者はこういう時に過酷な環境で働く覚悟もないでその業界に入ったのでしょうか?

日本で医者になりたい人間でその理由が「金持ちになりたいから」という人が多いのは僕自身の祖父が内科医、父親が歯科医だったので良く話は小さい頃から聞いていましたが、イギリスでの医者や看護師の大半は国の病院で働く公務員のようなものなので人を救いたいという底辺にある気持ちが違うんでしょうか。

製薬会社でMRをやっている友人から「日本の医者より偉そうで腐った奴らはいねぇ」と聞きますが本当にそうなら残念です。

イギリスは医療従事者が家に帰れないので子供の面倒を近所の人達が交代で預かって世話をしたり、毎週木曜日の夜には全国民で感謝の気持ちを表すために一斉に窓を開けて拍手をしていました、物凄い違いです。

自粛警察などという狂った者もなく、自治体は「告げ口や誹謗中傷など、地域、コミュニティーの団結を損なうようなことはしないで欲しい」と声明を出したのが数ヶ月も前の事でした。

 

他に歯医者さん、日本では歯医者というと「おおー金持ちだ」という反応が99%だと思いますが、イギリスでは「人の汚い口に一日中向き合って手を突っ込むんだから凄いよねー」という人がめちゃくちゃ多いんですが、これ本当です。

イギリスでも歯医者はプライベートと言って国の機関ではないので物凄く高くお金持ちの印象は付いて回りますが医者は日本ほどお金持ちの印象はないんですよね、ですが日本よりもっと尊敬されてる気がします。

 

僕は日本人は今凄く団結しているのかと思っていたのであまりにガッカリしてしまい、今回はちょっとグチグチした記事になってしまいすみませんでした。

グチグチした記事を書いてしまいましたが日本に着いて3日、そういうニュースを見る以外は自由を感じる事が出来て幸せを噛み締めています。

 

好きな事を好きな時に好きなように出来る。

日本は最高ですね。

 

 

今日はこれから友人3人とお昼ご飯を食べた後にJazz Bandの撮影に行くのですがもう本当に夢のようで、37年間生きてきて今ほど日本人で良かったと思ったことはありません。

 

お付き合いありがとうございました

 

 

Jay