F1チームの収入・いくら稼いでいるのか?

  • 2022/06/27
  • F1
Sergio Perez, George Russell

 

今週末はF1発祥の地、UKの「シルバーストーン」という所でグランプリがあり、ホーム・レース(僕はロンドン住まいなのでイギリスがホームです)ということで飛行機に乗ったり車レンタルしたり、または20時間以上も運転することがないのでとても心が楽です(笑)

 

今回は「F1チームって、一体いくら稼いでるのか?」について話て行こうと思います。

スポンサーの話ではなく、F1のレースを通じてチームが獲得する賞金についてです。
 
スポンサーシップの内容は例えばフェラーリがこんな感じですが、フィリップモリスの「ミッションウィノウ」が現在の金額にすると1億3000万ユーロ(約185億円)とダントツの額を入れています。
 
メルセデスはタイトル・スポンサーのPETRONASがダントツのスポンサー料で5700万ユーロ(約81億円)。
PETRONASはマレーシアの国営石油会社です、イケてる国営会社ですね。
 
こんな感じで、スポンサーについては今度また書いてみようと思います。
 

年間全チームがF1から貰う支給金

 
お金がないとやっていけないのはなんでも同じでF1もそうです。
 
F1チームは毎年シーズン終了後に次の年に支給される金額がわかるんですけど、トップと最下位では十倍以上の違いになります。
 
 
内容もそんなにシンプルな話ではなく、一位から二位まで順番に稼いで行くわけではないんですよね。
 
2019年にチームがFIA(モタースポーツ協会)から受け取ったお金なんですけど、まず全チームが3500万ドル(約47億円)もらいます。
 
 
これは過去三年間レースに参加していれば貰えるお金なんですけど、新規参入だと貰えないわけで、これはF1への新規参入を難しくしてる理由の一つにもなっています。
 
HAAS(ハース)は2016年に参入したアメリカのチームなので、2019年までこれを支給されておらず、これは弱小チームにはにさらに辛いですよね。
 
新チームなのにも関わらず全チームよりスタートが47億円遅れ、一年目から早い車を作るのはほぼ不可能と言われているのもここに理由があります。
 

前年度の成績によって支給されるお金

 
次に前年の成績によってもらえるお金ですね、一位のメルセデスが6600万ドル(約89億円)
 
二位のフェラーリは5600万ドル(約77億円)
 
ここからどんどん下がり、最下位だったウィリアムズは1500万ドル(約20億円)しか貰えません。
 
 
ここまで支給されるお金を合計すると、メルセデス136億、フェラーリ114億、マクラーレン102億、レッドブル85億がトップ集団、最下位はウィリアムズで67億。
 

ボーナス

 
次に恐ろしいのが「ボーナス」です。
LST、Long Standing Teamというのがあるんですけど、まぁフェラーリのためだけにあるような謎のルールです。
 
訳すとそのまま「長い間参加してるチーム」というだけで貰えるボーナス、2017年にはこれだけで6700万ドル(約90億円)もらってるんですけど結構クレイジーですよね、フェラーリがいるだけでそれほどF1にプラス効果があるということなんでしょうか。
 
 
そしてCCB、Constructors Championship Bonus、チームの順位に対する「賞金」です。
 
これはMercedes、Ferrari、RedBull、Mclarenの4チームしかもらっていないんですけど、この賞金が合計200億円以上で、それを分けます。
 
 
最後に「その他ボーナス」というのもあり、過去にはウィリアムズが「古いチームだから」という理由でHeritage Paymentというよくわからず1000万ドル(約135億円)もらったり、レッドブルがConcorde Agreement「コンコルド協定」というF1の商業権や運営方法についての文書で内容は公開されていないものなのですが、それに「サインした一番最初のチーム」だということで誰も納得しないまま3500万ドル(約473億円)貰いました。
 
 
メルセデスも2013年に、2回目にチャンピオンになったということで特別ボーナスを3500万ドル。
 
 
こういったものを色々足すと、二位で終わったフェラーリが2億500万ドル(338億円)、一位のメルセデスが1億7700万ドル(240億円)、三位レッドブルが1億ドル(135億円)、四位マクラーレンが1億5200万ドル(205億円),
 
となっていて順位と賞金は比例しないことがわかります。
 
 
 
ちなみにこの2019年最下位のトロロッソ(現在のアルファタウリ)の獲得賞金は、ボーナス「0」の5200万ドル(70億円)でした。
 
これってどうなんですかね、弱いチームが奇跡が起きないと勝てないんでおかしいような気もするんですけど、まぁこれがF1に新規のチームが長くステイ出来ない理由の一つと言われています。
 
でも今年から各チームの予算に上限が決められ、年末には数チームが最後の数戦をやる資金が尽きるんじゃないかとも言われていて、お金の使い方も戦いに大きく左右し、弱いチームとの差を埋めようとしています。
 
 
今回はF1チームがいくら賞金で稼いでるのか、ということについて書いてみました。
 
この中にはスポンサー料やその他の収入についても今度書いてみようと思います。
 
 
Jay