7回目の投稿になります。
ロンドンから西へ車で2時間ほど行ったところにコッツウォルズというイギリスで一番美しいと言われている丘陵地隊があり、小さな可愛い家が並んでいるバイブリーという村全体が世界文化遺産に登録されている村などが有名です。
この写真はそのバイブリーで一番古い重要文化財に指定されいる家です。
僕は20歳から車の運転を始めましたが日本では車を運転した事がほとんどなかったので母を初めてドライブに連れて行ったのがバイブリーでした。
これは10年以上前、その時に撮った写真です。
世界が元に戻ったらイギリスに遊びに来て下さいね。
さて、日本の緊急事態宣言は明日に決定したのでしょうか?
昨日の投稿が少しでも役に立てばと思いますので是非目を通してみて下さい。
現在イギリスはロックダウン2週間がすぎました。
日本の緊急事態宣言とイギリスのロックダウンとは確かに締め付けが違います。
日本の緊急事態宣言はヨーロッパ各国のロックダウンようなハードな物にはならないでしょう。
そもそも緊急事態宣言化でロックダウンが起きているんです。
ですが、ハードな物にしなければいけない可能性があります。
それは今のイギリスのように政府の指示通り我慢が出来ずに好き勝手に行動をしてしまった時です。
日本人は世界一規律を守れる優しい民族だと世界は思っています、これを機に見せつけてやりましょう。
政府は腐っていても僕らの心は腐っていません。
そういえば、コンサドーレ札幌について素晴らしい記事を読みました。
ビジネスインサイダーの記事です
コロナ経営苦と闘う「コンサドーレ札幌」選手団、異例の“給与減額”申し入れ
「日本のプロスポーツにおいて、選手側による報酬の返上は、史上初めて」
サッカーはほとんどわかりませんが道産子として誇りに思います。
正直当然と言えば当然ですが、とにかく素晴らしいことです。
他にもスペイン・バルセロナは選手の最大70%の減給を発表しました。
こちらはガーディアンの記事です。
Barcelona in talks to cut player wages by up to 70% during coronavirus lockdown
この記事によるとベルギーのアンデルヒトでは現在のキャプテンは昨シーズンまでイングランドでプレイしていた新加入の33歳の選手なのですが、1ヶ月分の給料をカットするというクラブ側と選手の軋轢が生まれるのを防ぐため、彼が他選手の給料全額負担を申し入れたそうです。
イングランドは今の所トッテナムとニューキャッスルがコストカットをしていますがこれから他のチームも続くでしょう。
Man City legend Vincent Kompany vows to cover Anderlecht costs amid coronavirus crisis
日本は緊急事態宣言でロックダウンではありませんが、一度突入すると後は同じで今度は解除時期が気になって来ます。
まず僕はパブに行きたい。
どれといって予定も無い日、なんとなく散歩をして、フラッと入ったパブでギネスが飲みたい。
もちろん一人ではなく誰かと一緒に。
現在オーストリアでロックダウン解除が始まりそうですが現実になればロックダウンの解除について発表する最初の国になります。
https://www.ft.com/content/d7025074-496e-4609-84c3-22c000cc41d6
ファイナンシャル・タイムズの記事です。
日本語の記事が見つからず読むのが面倒だと思うのでオーストリア政府によるロックダウン解除までのタイムテーブル、問題点などの目につくところを書き出します。
1. オーストリアは世界で初めてロックダウンの規制を「緩める」国で、その結果は世界中が注目すべき
2. 4月14日、小規模店舗、日曜大工店、ガーデニングセンターへの開店許可
3. 5月1日、上記で挙げた以外でリスクがそこまで高く無いビジネスの開店許可(ヘアサロンなど)
4. 5月中旬にレストラン・カフェの開店許可
5. 7月に人が集まるイベントへの開催許可
6. 全国民への外出時のマスクの着用を義務化
7. 新しい感染者が増え続ける中で経済を回していくことのリスク
では詳細を見ていきましょう。
1. オーストリアは世界でロックダウンの規制を「緩める」国で、その結果は世界中が注目すべきである
これはもう、大注目です。
正直日本の皆さんはまだコロナを舐めている様に感じますが、お願いします、本気で受け取ってください。
2、3、4は全てビジネスについてですが「リスクがそこまで高く無いビジネス(ヘアサロンなど)」というのはとても曖昧な表現で細かくは明記されていません。
レストラン、カフェについては延期の可能性があり日付も明記されていませんし、バーやパブ、それにライブハウスやクラブについては未だ議題にあげる余地もないのでしょう。
「7月に人が集まるイベントへの開催許可」というのも、正直鵜呑みに出来るほど事態は甘くないので安心とはほど遠く感じます。
「全国民の外出時でのマスクの着用」、これについては大袈裟にいうと文化が変わる時かもしれません。
そして「新しい感染者が増え続ける中で経済を回していくことのリスク」、これに尽きます。
オーストリア政府がロックダウン解除を計画しているのはいくつか理由があると思います。
まず政府がこれ以上の経済的落ち込みを受け入れる事が出来なかった様に受け取れます。
「3週間」と初めはどこの国も言い結局は引き延ばされる緊急事態宣言とロックダウンの違いは「補償」があるかないかで経済的ダメージは同じなんです。
人が感じる不安や恐怖も大差はありませんし、人が死んだ時の悲しさも同じです。
緊急事態宣言中に仕事は家の中でに限定され外は政府から要請された(汚いですよね)せいでどこの店もこれから少しずつシャッターを下ろしていくでしょう。
お金を使うところはありません。
オーストリアは耐えられなかったのかもしれません。
店がオープン出来るからと言って、期待しているビジネスオーナー達には朗報と言えるのかは疑問です。
今多くのビジネスが「賢く終える」事を選択する岐路に立たされていますが、それを行動に移すのは物凄く、物凄く難しい事です。
自分が築き上げてきたものを自分の手で終わらせるんです。
収束時期がわからないロックダウンを耐えきる「体力」がないであろう会社はダメージが少しでも少ないウチに処理するべきですが人間はわかっていてもそれが出来ません。
会社を畳むことを考えていたビジネスオーナー達の中には政府の中途半端な発表によって気持ちが揺らぎ、この日付まで期待を持ってなんとか凌ごうとする人も現れるかもしれませんが、実際何が起こるのかは不透明なんです。
支払いの続く家賃に従業員の確保・・・・・・・もしかしたらいたずらにビジネスオーナー達の傷口を広げる事になるかもしれません。
更に忘れがちなのが、国民は今度は「外出」に慣れなければなりません。
もしダメージが国の発表によってもたらされるのであれば問題になるでしょう。
政府は必ず解除するとは明言していません。
むしろ念を押しているのは延期の可能性の方のようです。
ロックダウンと緊急事態宣言の解除の順序とタイミングは全ての国の政府が必ず今後直面する問題です。
日本でも時が来ればその報道一色になることでしょう。
その時が来れば恐らくすでにたくさんの事例を日本の皆さんは見る事が出来るはずですが、安倍総理率いる日本政府はそれを参考に・・・・・・・どうするんでしょうか(笑)?
最後に「 新しい感染者が増え続ける中で経済を回していくことのリスク」
これは読んでそのままですが、オーストリアはかなり厳しい規制を敷いたハードロックダウンだったそうです。
それに加え中央ヨーロッパでも最高水準を誇っている医療制度、そしてコロナウィルスをかなり封じ込められている事実が経済を回していっても医療崩壊を避ける事ができるという「自信」をオーストリア政府に与えたのでしょうか。
いずれにせよ、これからのオーストリアの動きは気になりますね。
すいません、今度こそ最後にもう少しだけお付き合いをお願いします。
今朝、ロンドンで僕の友人が死にました。
新型コロナが現れてからの世界で直接の友達の死は初めてでした。
昼間はエンジニアで夜はDJをしていてお酒は嗜む程度、タバコとドラッグは決して触れないとても健康な40歳、奥さんと2人の子供がいてみんなに愛されてた男でした。
このクソコロナとロックダウンのせいでここ最近は全然会えなかったのが悔しいです。
おかげで、数ヶ月ぶりに泣いちゃいました。
皆さんには起きない事を心から願っていますが、同じような経験をするかもしれません。
コロナをもっと真剣に受け取って欲しいので書きました。
僕はこの期間は地球のために我慢しているんだと思って過ごす事にします、そうでないと納得出来そうにありません。
最初今日書こうと思っていた事が一つも書けませんでしたが、明日はボリス・ジョンソン首相集中治療室行きデマ説、そして次こそ次々に逮捕されていく犯罪者達について書こうと思います。
お付き合いありがとうございました。
Jay
p.s. 家に冷凍庫は絶対にあった方が良いです、僕は買い忘れました。