英語が上手くなるために必要な「英語以外の」スキル・条件5選!!

東京新宿の高架下Smiley & The Underclassのメンバー

24回目の投稿になります、日本時間では一日に2回の投稿になってしまいました。

 

写真は去年日本ツアーをした時に新宿で撮った写真です。
今回は英語に関する記事ですが、ポルトガル語の曲を載せてみました(笑)

De lata Ronca / Da cuica

 

 

僕自身についての英語

まず僕自身についての英語ですが、発音はそれはそれは酷い物だと自負しています。

僕は高校卒業後一ヶ月でロンドンに来ました。学生の頃の英語はと言いますと、テストの赤点率は99%、その1%はカンニングで赤点を免れ教師に褒めらた時一回のみという始末でした。

定期試験を白紙で提出した事すらあり、むしろ中学入学から高校卒業まで英語の授業中に起きていた記憶がありません。当然ロンドンに来た頃はファストフード店でさえ注文は身振り手振り、「飲み物は?」と聞かれても「ん!?」となるダメダメな英語だったわけです。

 

なぜ僕が自分の発音が悪いのを自覚しているのかと言うと、来てすぐに諦めたからです。「通じればもうそれで良い」と思ったのもありますが、本当に英語が何も分からなかったので発音を気にしている余裕はありませんでした。

ENGLISHの「E」を「ヨ」と書いてしまうほどのアホでした。

ですので英語を全く出来ない人から出来る人までの全ての人の気持ちがわかるつもりです。

では、それを踏まえ今回は英語を「上手く」なるために必要な「英語以外の」スキル・条件5選、上げていこうかと思います。

 

英語を「上手く」なるために必要な「英語以外の」スキル・条件5選

その1、英語圏の文化に興味を持つ事

これはあくまで、ある一定のレベルを「超えていくため」に必要な事です。一度くらい、外国人で日本語を「日本人のように」操れる人に会った事はありませんか?彼らに共通しているのは日本の「文化」や「人」に興味があるという事です。

日本人と知り合い日本人の気質、文化を理解し状況毎の言葉遣い、物腰を学んで「日本人のように」なっていくんですね。
英語に置き換えると、イギリス人や文化、例えば音楽や映画、演劇にアートに興味がない人が「イギリス人のように」英語を話す事は残念ながらできません。

言葉と文化は繋がっています。

自動翻訳機などありますが、あれは・・・・人間をダメにしますね。

 

僕は英会話のAEONで講師をしていました。好きな「音楽」「映画」についてなど題を決めてそれについて話す授業がありましたが、そこに海外の文化が一つも出て来なかった時は愕然としました。
「お金が勿体ないから来ない方が良いですよ」とよっぽど言ってあげたかったほどです。
それに「TOEICで○○点取らないと会社で昇進できない」「海外には興味ないけど仕事で必要」という会社員の方も多くいましたが彼らも英語は話せるようにはなりません。

むしろその程度の方に英語で仕事など任せられないと思います。

というわけで、スキル/条件その1. 英語圏の文化に興味を持つ事。

 

その2、初対面の相手とシンプルな会話を「楽しく」出来る

次に想像してみてください、外国人と今から2人で2時間のドライブに行くところを。

しかも相手は1,2回会った事があるだけの人です、友人ではありませんし性格も良く知りません。ゾッとしますよね。僕もゾッとしました。
例え相手が日本人でも気不味いのではありませんか?

ノープロブレム。

イギリス人と二人で2時間ドライブする機会があったとして、僕の単語力はまだ7,8歳児程度だったとしましょう。という事は7,8歳の言語力で言葉を組み立て会話を作って行かなければなりません。頭の中は20代です、大抵の人が「何について話そう」「アレってなんていうんだっけ?」という会話の見つけ方をするせいで頭がパンクしてしまうんです。

7.8歳児と楽しくドライブするのは可能ですよね。という事は自分の会話の内容と単語を選ぶ能力次第で十分楽しく会話が出来るということになります。

「雲」は英語で「Cloud」です、「イギリスって雲が綺麗だよね」という一言でどれだけ会話が広がるでしょう。

ドライブしているとイギリスは羊「Sheep」が良く目につきます。「イギリスって羊多いよね」、この一言でイギリス人なら嬉しそうに羊と田舎の事を話してくれるでしょう。

 

英語を使わずにいくらでも練習する事も出来ます。初対面の人と会う機会もしくは話しかける機会を増やして、会話の練習をしてみましょう。それも、「簡単な当たり障りのない話を楽しくする」練習をするんです。ただ自分の話しをしても意味がありませんし、相手の話を聞いて「シンプルだけどはっきりとした答え」を返す練習も必要です。

シンプルな会話を楽しくするのは身振り手振り、躍動感も必要です、海外の人はシンプルな事に対する表現が豊かですよね。天気の話から始まり次に何かを褒めるのがオススメです、一気に会話が楽しくなると思います。

これがスキル/条件その2.  初対面の相手とシンプルな会話を「楽しく」出来る。

 

その3、グローバルである事

日本で「グローバルになる」「グローバル化する」と言いますよね。この意味を恐らく世界で日本だけが「世界の人々と意思疎通をする事」「国の垣根を超えて活動する事」などと勘違いしているのではないでしょうか。
「グローバル化」というのは、「国や人種間の垣根や障害を小さくする、取り除く」という意味です。

英語で会話が出来るなどというのはグローバル化のほんの一部の事で、「グローバル化」とは姿勢や考え方、もっと大袈裟に言えば生き方の問題です。国や人種に偏見を持っている人は彼らの文化を理解することも、僕らの文化を理解してもらうこともできません。

勿体無い事ですし、せっかくだから日本の文化を理解してもらいたいですよね。

というわけで、スキル/条件その3.  グローバルである事。

 

その4、外人コンプレックスを捨てる事

次に、これはもう日本の外人コンプレックスでしょう。日本人はなぜか白人、黒人を崇める傾向にあると思いませんか?
中国、韓国ほかアジア圏などには横柄な態度を取る人が彼らには大人しい。皆同じ人間です。

日本は第一次世界大戦後に世界で初めて人種差別の撤廃を国連で提案した国です。

間違っていれば白人や黒人相手に怒鳴りつけたって良いんです。僕がそういう事をすると「日本人はそういう事をしないんじゃないのか」と言われますが(笑)

去年のラグビーワールドカップの時、テーブルに乗って騒いだりバーの中で服を脱いだりしている人達がテレビに写っていましたが、アレは自国でやれば叩き出される事を日本でやっているだけです。もし僕があそこにいたら確実に奴等をテーブルから引きずり下ろしていたはずです。

日本人に対して取るのと同じ態度をどこの国の人が相手でも取るようにしましょう。相手によって態度を変えるのも格好悪いですが、人種によって態度を変えるのはもっと格好悪いですよね。

というわけで条件4. 外人コンプレックスを捨てる事

 

その5、郷に行っては郷に従え

最後がこれは言わずもがな、「郷に行っては郷に従え」という事です。何事も偏見なく文化を一度受け入れてみましょう。

 

それでは僕の考える英語を話すために必要な条件5選、まとめてみましょう。

  1. 英語圏の文化に興味を持つ事 –  言葉と文化は繋がっている
  2. 初対面の相手とシンプルな会話を楽しめる事 – 会話自体の能力を上げて行きましょう
  3. グローバルでいる事 – 偏見も固定観念も捨てましょう、受け入れる容量が増えます
  4. 外人コンプレックスを捨てる事 – どこの国の出身でも同じ人間で上も下もありません、対等に話して初めて心が通じます
  5. 「郷に入っては郷に従え」る事

 

これは一括りにすると「コミュニケーション能力」と言えると思いますが、それを5つのポイントにして説明してみました。前述した通り、僕の発音は酷いシロモノですが、イギリスの仲間たちから「お前はイギリス人のように話す」と言われます。

ですのでこの5つの条件はそこそこ持っていると思われます。

日本の政治家など見ていると、「グローバル化」の「グ」の字も無いように感じます。国連の気候行動サミットの時の小泉進次郎にも「日本の大臣なのにこんなに格好悪いんだ・・・・」と愕然としました。僕が愕然としたのは英語に対してじゃなく(英語もですが)海外の人間を相手にした政治家としての物腰、態度に愕然としたんです。

「英語」自体ががそれほど上手くなくても「コミュニケーション能力」としてのこの5つのポイントが高い人はいくらでもいます。そのような状態に自分を持って行く事が出来れば英語自体の勉強でまだグンと上手くなるはずです。

 

どうでしたか?

英語上達の悩みをお持ちの方は是非まずこの5つの事を見直してみてください。

もしかしたら英語上達のきっかけが得られるかもしれません。

 

いつか実際に僕がやった唯一の英語の勉強法、脳の切り替え方を書こうと思います。

 

お付き合いありがとうございました。

Jay