Round 5 : マイアミ・グランプリ撮影-コカインと仮想通貨の街・マイアミ-

アゼルバイジャンからロンドンに戻り、次の日朝10時にはマイアミ行きのフライトでした、全く休めず、すでにかなりの疲労困憊w

さらにESTAというビザの申請を忘れていて焦りましたが日本人は速攻で降りるという噂通り、72時間前どころか24時間かからずにもらえました。

朝は寝坊しタクシーで空港へ、なんとか間に合いマイアミへ、なぜか直行6時間だと思ってたんですけどそれはNYまでで、マイアミ直行は9時間、マジかよ・・・と長い飛行機に耐えました・・・。

僕普段、飯は楽しい事をするためのエネルギー源でしかない、と思ってるんで『何エキサイティングな事をしてるか』しか興味ないんで旨いものはそりゃ好きですけど、別にちゃんとエネルギー取れるなら拘らないんですよね。

話は戻り、機内食。

そんな俺でも『冗談なんじゃねーか』と焦るほど不味かったですw

因みに、これ食いかけじゃありません、アメリカン・エアライン、恐るべし・・・

朝飯?はこの激まずパイ

マイアミってこんなトコ

マイアミに着陸が午後2時頃で、15年来のアメリカ人の大親友が空港まで迎えに来てくれ、マイアミは彼の家に滞在、会ったのもコロナ以来で早速ビーチを散歩、飲みながら色々話ました。

気候は一年中暖かく、セーターを着る日が年間五日間くらいという事で、とても過ごしやすいそうです。

ここはサウス・ビーチにある、映画「スカーフェイス」のワンシーンで有名な階段、ここから数分歩くとベルサーチの銃殺された屋敷もあります

ビートルズが長期滞在していたホテル、裏にはレコーディングスタジオも

トローリーと呼ばれているこの可愛い感じのバス、無料なんですよね。

他にも専用アプリを使うとマイアミビーチ・エリアならばテスラーのタクシーもなんと無料で使え、市が払っているそう。

友達曰く「アメリカは国じゃなくて会社なんだよ」とのことでした。

この僕の友人、元タイでプロファイター、日本で英語学校の校長、アメリカで弁護士、音楽、映画業界で働いて大型ライブのステージを作る会社で働いたあと、今に至り、英語、日本語、スペイン語、中国語、タイ語が話せるスーパーマンで、彼のマイアミ解説が面白かったんですよね。

キューバまで水路でわずか150キロ、70年代から全米で使用されてたコカインの90%はマイアミから入ってきていた、というほどドラッグの蔓延した街で、今のマイアミはコカインとビットコインで成り立ってる、らしいです。

今でも当然ギャングは相当数住んでいて、サウスビーチのクラブでも毎月銃殺があるそうで、昼間に散歩している時にパトカーがクラブの通り向かいに止まっていると、「あれは銃の事件起きた後に数日警察が見張るんだよね」と言っていました。

想像以上の治安の悪さに驚いていても「まぁ・・・これがアメリカだからね」という答え、俺は銃社会はやっぱちょっとキツイですね、戦う以前の問題ですもんね・・・。

マイアミの本土があり、わずか数本の橋で繋がっているビーチエリア、というのはマイアミとは別で『マイアミ・ビーチ』と呼ぶらしく、ここが唯一安全というエリアでドライバーやチームも皆ビーチに滞在なんですけど、それでもクラブでは銃殺事件があるみたいです。

ネットフリックスの「コカイン・カウボーイズ」というマイアミが舞台のドキュメンタリーがめちゃくちゃ面白いんで、もし興味ある方は是非見てみてください。

他に友人から「マイアミ歩いてて気づくことない?」と言われ即「デブがいない」と言うと「そうなんだよ、これもマイアミの他と違うとこで、F1でオースチン行ったらデブだらけだぜ」「この街の女の子はシュガー・ダディを見つけるプロ達で、LAやNYCの金持ちが税金が全米一安いマイアミに引っ越してきてるんだ、トランプやベッカムもずっと住んでるだろ?」とのこと。

そういった場所がマイアミ・ビーチで、ダウンタウンに行きましたが空き店舗だらけで寂しい感じ、グランプリのある「マイアミ・ガーデン」というエリアについても友人の彼女は「私6年住んでるけどそのエリアは行かないよ」と言ってましたw

他にウーバーなんかも、マイアミは車の保険が安くても月に600ドルくらいするらしく、ウーバードライバーが車を持てない事から、ウーバーが車のレンタルをしていて、二人で24時間車を借りて12時間ずつ働いて返却、などして生活している人が多いらしく、このあたりもマイアミの闇の部分ですね。

気になって調べてみらこんなマイアミの人口はわずか44万人、富と欲望が集まる街にしては少なくて意外に感じましたが、どうでしょう?

マイアミ・グランプリ

僕は火曜、水曜と友達とマイアミをフラフラ、水曜夜にもう一人フォトグラファーの友達も友人宅に合流、木曜朝にはパドックへ向かいました。

パドックはこのHard Rock Stadiumの中、どんな風になっているのかワクワクします

ゲートを潜るとこの光景、右に歩くと、ゴルフカートで3階に連れて行ってくれ、そこがメディアセンターでした。

普段VIPルームの場所が食堂にさていました、そこの窓からはスタジアム内に設置されたホスピタリティ・スイートが並んでいるのが見えます、ドライバーが入ってくるものここから見えます

降りてみるとこんな感じ

日光を避ける場所が全然ないのがキツかったですね・・・アゼルバイジャンは気持ち良い感じでしたがマイアミは相当な暑さ、めちゃくちゃ焼けました。

スタジアム内にはDJが入ったり、ラジコンゾーン、ゲームコーナーまであり、食べ物の出店(無料)でいっぱい

記者会見場は普段のマイアミ・ドルフィンズのロッカールーム

食事はこんな感じのところで食べます、多分普段はVIPエリアっぽい

毎日サラダバー

朝飯食いながらこの風景は凄かったです、ドライバーが入ってくるところとかも見えるんですよね

金曜・土曜

ルイス・ハミルトンの三日間のファッション

今年初めてダニエル・リカルド見ましたけど、やっぱダニエルがいると明るい感じになりますね

フェルナンド・アロンソ

セルジオ・ペレス
ジャッキー・スチュアート、マジで元気ですよねw

カルロス・サインツ

ルクレールのこの私服、インスタでちょっとバズりました

トトと、スージー、仲良さそう

角田君とマイケル

バルテリとティファニー

アレックスとリリー

ジョージ・ラッセルと彼女

ジョビナッツィもいました

ピエール・ガスリーと彼女のフランシスカ

木曜日はトラックウォークへ、こちらは”Beach section”

そしてHard Rock Stadiumをバックにした”Marina Section”

アゼルバイジャンから元のレースフォーマットに戻り、通常のフリー走行、予選、レースということでやはりこちらの方が余裕があっていいですね。

FP1はピットレーンに入り、他のセッションはサーキットへ出ました、

ピエール・ガスリー

チャールズ・ルクレール

ランド・ノリス

ローガン・サージェント、もう少し声援多くてもいいような気が・・・・

角田君

ルイス・ハミルトン、今回Q2でアウトということでいい週末ではなくちょっと残念でした、でもP13スタートで最後に6位フィニッシュですからさすがです。

フェルナンド・アロンソ

マックス

ニック・デ・ブリーズは今シーズン2回目のQ2進出!


そして予選が終わる前にはマックスがまたトップかと思いきやチェコがポール・ポジション

トップ3はチェコ、アロンソ、サインツの順で、この三人で会話する時はやっぱスペイン語なのかな?とか想像してしまいます。

土曜日は夕方からBlack Eyed PeasのWill .I.Amがレース前の余興のリハーサル、ということで撮影、色々あってなぜか担当させてもらえることになりました。

LL Cool J、知ってますかね?

僕が高校の頃にラッパー、俳優としてもう大ブレイクしたんですけど、握手までできて結構嬉しかったですw

Will .I.Am

ステージを作ってリハーサル、オーケストラは30人、レース本番を見てみると、まぁ正直ダサいな、というのが僕の感想でアメリカっぽいとか言いますけどまぁ・・・ダサいですよね。

ドライバーでもルイス以外は不評っていう報道ですけど、まぁ当たり前かと・・・・。

今回のマイアミ・グランプリ期間で撮れて一番良かった写真は間違いなくこの一枚です

レース当日

木曜日からサーキット近くの24HRジムがあり、そこからハード・ロック・スタジアムへのメディアのシャトルバスが出ていて、友人宅からそこまではウーバーで通っていました。

他にもLyftというタクシーアプリが便利でした。

夜も人がいるので治安が悪いということもなく安全でしたね。

では日曜日のグランプリ、ドライバーズ・パレードから始まります、今回は一人一人クラシックカーに乗ります

いつものようにあまり意味のないレッドカーペットを歩き登場

ピエールとチャールズ

ルイス

角田君、角田君はどこでも安定の声援をもらってます

ランド・ノリス

ローガン・サージェント

その後は急いで昼飯を食べたらレースの準備、スタート前のグリッドを撮ってレースです、写真はグリッドへ出ていくルイス、スタジアムの上の方も客で埋め尽くされてます、前日の二日間と違いすごい人です

マックスも出ます

フェラーリのガレージ上から見る人たち、ここから写真取らせてくれって思うんですけどねw

グリッドに戻ってくるランス・ストロール、彼もアロンソに負けっぱなしなのをそろそろ変えたいはず

ルイス、準備中

ピエール・ガスリー、恒例の反射神経トレーニングのルーティン中

ニック・デ・ブリーズ、そろそろポイントが欲しいですよね

マックス、P9スタートなんで今回はそんなに注目しなくていっか、と思っていました

マジでチャールズも応援してたんで表彰台無しで残念でした・・・

Fast & Furiusの主演、ビン・ディーゼル、彼が一番目立ってて声援もすごかったかも、ずっと笑顔で楽しそうにしてました。

トム・クルーズ、イーロン・マスク、ジェフ・ベゾスなんかも来てましたが写真は逃しました・・・。

多分ビン・ディーゼルと一緒に来ていた、ルカ・クリス、同じく大物ハリウッド俳優

ビーナス・ウィリアムズ、セレナ・ウィリアムズ、ロジャー・フェデラーなどテニス王者達が来てました

カービー、去年のモナコにもいました

マイアミ・ドルフィンズのメンバーたち、イカつすぎます

Will .I.Amと有名DJ、インスタ見たら5000万人登録、僕は全く知りません・・・

前述しましたけど、この後のドライバー入場の一幕はやはりダサくて僕はいらないと思いますけど、それが終わりアメリカ国歌斉唱が終わるとスタートを撮りに第一コーナーへ、ついて10分もしないうちにレーススタート

今回はチェコの優勝をとにかく応援してました、チャンピオンシップを面白くしてくれ!という願いだけでしたが・・・

しばらくして気がつくとマックスが一位になっててビビりましたw

速すぎる・・・

角田君も頑張っています、今シーズンはポイントは少なくてもずっとチームの最大のパフォーマンスを出しているのでこれを続けて欲しいですよね

アロンソはレース中にテレビを見てコメントをしていて、その後の記者会見での話が面白かったですよね、モニターに映るランスの追い抜きを見て「いい動きだねターン1!」と言った時にはコメンテーターも「アロンソ、俺たちと同じ画面みてコメントしてるぞ!」と爆笑していました。

結果はマックスとチェコのお馴染みレッドブル・ワンツー

アロンソは3位

それでもやっぱりアストン・マーチンの表彰台は特別です、いつもながら嬉しそう

チェコがマックスを脅かしてルイスにとってのニコ・ロスベルグになるのにマジで期待してます、それにマイアミでもそうですがチェコの人気めちゃくちゃ凄いんですよね。

なんとかチャンピオンシップを面白くするためにチェコには奮闘してもらいたいと思います。

一方マックスはめちゃくちゃブーイングされてて可哀想だなー、と思いましたがマックスは後の記者会見でも全く気にしてない様子で、勝手にやってろよ、という態度がまた良いんですよねw

 

マイアミGPは正直、日本人の方に行くのはあまりお勧めしないかもしれません。

この街が思った以上に大きい事や物価、治安、などからやることがかなり限られてしまう気がするんですよね、マイアミ・ビーチに行っても日本の感じとは全く違いますし、やはりヨーロッパのレースが一番行きやすいのではないかと思います。

 

僕はこの後月曜日はゆっくり起きて少し散歩、友人とランチをして空港に送ってもらいNYC乗り換えでロンドンに帰ってきたのは朝の9時でした。

そしてアゼルバイジャン→マイアミ→ロンドンと二週間で動き、ちょっと時差ぼけを感じているところですが、二日後にはもうヨーロッパ・ラウンドが始めるということで、やはりヨーロッパに来るといよいよ始まるな、という感じがします。

次回はイモラ・グランプリについておそらくモナコかバルセロナで書いていると思います。

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Jay